28年越しにようやく
クイーンズ区ロングアイランドシティ、イーストリバー(East River)沿いに設置され、名物となっているペプシ・コーラ(Pepsi-Cola)のネオンサイン。ニューヨーク市歴史建造物保存委員会(LPC:Landmarks Preservation Commission)による最終候補に選ばれ、行方が注目されていたが、4月12日付で認定を受けた。
幅約147フィート(約45メートル)の同サインは、ニューヨーク・タイムズ紙によると、これまでも28年にわたって検討対象に選ばれてきたが、歴史の浅さなどを理由に認定されずにきたという。同サインは1936年にクイーンズ地区にあったペプシ瓶詰め工場の上に設置され、90年代にはウオーターフロント地区数カ所を移転、2013年に現在の場所に移った。
このサインを「伝統的・歴史的だとは言えない」とする意見があることに対し、LPCは「人の好みも言葉の定義も、時代と共に変わりゆくもの。ニューヨークも同じように変わっていくということです」と声明の中で述べた。
ほか9名所も同時に認定
他に市内の九つの名所が歴史的建造物の指定を受けた。
■認定された建造物(Landmarks)
(1)The Pepsi-Cola sign(Queens, Long Island City)
(2)William H. Schofield farmhouse(Bronx, City Island)
(3)Fort Hamilton Parkway entrance to the Green-Wood Cemetery(Brooklyn)
(4)Green-Wood Cemetery Chapel
(5)Van Sicklen House(Brooklyn, Gravesend)
(6)St. Michael’s Episcopal Church(Manhattan, Upper West Side)
(7)57 Sullivan Street(Manhattan, Greenwich Village)
(8)Ahles House(Queens, Bayside)
(9)Vanderbilt Mausoleum on Todt Hill(Staten Island, New Dorp)