2028年までに市内7500カ所に
ニューヨーク市で、公衆電話を超高速の無料Wi-Fi発信基地に変更していく大型プロジェクト「LinkNYC(www.link.nyc)」が5日、スタートした。
市内には既に2カ所に今後Wi-Fi基地として機能する約3メートルの高さの黒とグレーのボックス「Link」が設置されている。Wi-Fiは1ギガbps超高速となる予定。USBスロットが用意されていて無料でモバイル危機の充電ができるほか、タブレットが埋め込まれていて、無料IP電話をかけることまでできるという。今後一日10機ほどを設置していく予定で、今後12年間に市内5地区で計7500カ所に設置していく予定。
切り替えるプロジェクトスタート
最終計画では、Linkは150フィート(約46メートル)ごとに設置され、一つのLinkが周囲400フィート(約122メートル)まで到達するとのことで、市内の多くのエリアがカバーされる見込みで、市民の生活に大きな変化を与えることになりそうだ。
同市のビル・デブラシオ市長は2014年、このプロジェクトを実現させる企業を募集しており、メディアやテクノロジーを専門とする連合組織「シティ・ブリッジ」が採用されていた。