JS理事長・櫻井本篤氏が新年おめでとう

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謹んで新春のご挨拶を申し上げます

 

櫻井本篤

日本では、2015年7〜9月期の国内総生産(GDP)が上方修正され2四半期ぶりにプラス成長に転じましたが、中国経済が停滞しており、世界経済にインパクトを与え株価に影響を与えています。2016年は、前年以上に不透明な年になるといえるでしょう。しかし、日米関係は、大きな問題がないのが問題と思えるぐらいに平穏です。

ジャパン・ソサエティー(JS)では様々な意見交換が出来る場の提供を目指しており、政治、経済、ビジネスの講演会を主催し、日本の方向付けの一助となるプログラムをご提供出来れば理想だと考えています。2016年3月11日には東日本大震災から丸5年となります。春の展覧会の「In the Wake 震災以後:日本の写真家がとらえた3.11」展では、写真というメディアを通して震災に向き合い焦点を当てた作品を紹介する予定です。また、様々な切り口で日本文化を紹介するプログラム、古典から最新作までを取り上げる映画上映会、演劇、音楽、舞踊などの企画等、日本の魅力が最大限に伝わる企画を日々考えています。教育部門では日米の高校生を対象とした留学プログラムを開催。語学センターでも皆様のニーズに応えるべく授業内容を多様化するよう取り組んでおります。

私共の事業は、皆様のただならぬご支援と思いの深さがあって初めて可能になるものです。これまでのお力添えに深く感謝し、スタッフ一同より一層努力したいと存じております。今後とも倍旧のご叱声とお引き立てを心よりお願い申し上げますと共に、皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。(写真:© Ken Levinson)

(2016年1月1日号掲載)

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