MTA、2015年のベスト・ワーストニュース10

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ベスト3には、女性社長が誕生したことが挙った

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ニューヨーク州都市交通局(MTA)に関する【2015年のベスト・ワーストニュース10】が昨年12月28日、リサーチグループ、Straphangers Campaignから発表された。

同団体が選んだベストニュースの1位は、公共交通に対する5カ年予算として260億ドルが承認されたことだった。この予算はニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事の公約も後押しして承認された。3位にはニューヨーク市の歴史の中で初めて、ニューヨークシティー・トランジット・オーソリティーの社長に女性が選ばれたことが挙げられた。

ワーストニュースの1位には特定の事件・事故が採択されるのではなく「地下鉄がMTAの運行指標から見ても、乗客の評価から見てもダメな状態にあり、老朽化が進んでいて信頼もできない。解決には資金が必要」と書かれており、ニューヨーク地下鉄の深刻な状況があらためて浮き彫りとなる結果となった。
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追記)
ベスト10、ワースト10のリストはこのリンク先(www.straphangers.org/bestworst2015/bestworst2015.pdf)から読める。Straphangers Campaignは公共交通について意見を発表するNPO団体ではニューヨークを拠点にしており、毎年年末恒例でこのニュースを発表している。

 

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