ニューヨーカーも興奮
米本土で21日、太陽と地球の間を横切る月によって太陽が完全に隠れる皆既日食(Solar eclipse)が38年ぶりに見られた。西海岸から東海岸まで横断する全国的な日食は1918年以来、約1世紀ぶりとあって、全米挙げての盛り上がりを見せた。
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ニューヨークの空で見られた日食(撮影:三浦)
皆既日食はオレゴンからサウスカロライナまで14州の幅約113キロの地域を西から東に通過。ニューヨークでは、午後1時23分ごろ右上から欠け始めた太陽が、1時間余りで月に隠れ、2時44分には辺りは薄暗くなった。
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観測眼鏡越しに空を見上げる家族(撮影:瀬戸)
昼休み時間が過ぎたにもかかわらず、1世紀ぶりの天体ショーを目見ようと、仕事を中断して、ビルの外から空を見上げる興奮気味のニューヨーカーの姿が多く見られた。
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自作の観測眼鏡で空を見上げる人々(撮影:烏谷)
米本土で次に皆既日食が見られるのは、2024年4月8日となる。
(写真はいずれも21日)
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日食を一目見ようとブライアントパーク前に集まったニューヨーカーら(撮影:荒木)
(2017年8月26日号掲載)