NYの猛暑、原因は「ヒートドーム」現象

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全米26州で熱波に対する注意報や警報

今夏のニューヨークは暑い!! 連日、最高気温が華氏90度(摂氏32度)を超える真夏日が続き、涼を求めてビーチやプールへと出掛ける市民の姿が数多く見られる。
この猛暑の原因となっているのが「ヒートドーム(Heat Dome)」と呼ばれる現象であることを複数のメディアが連日伝えている。

ランチタイムにビル前の噴水で涼むニューヨーカー(photo by NY Biz)

ランチタイムにビル前の噴水で涼むニューヨーカー(photo by NY Biz)

「ヒートドーム現象」は東京などで見られる「ヒートアイランド現象」のように、厳しい暑さを生み出す気象現象の一つ。高気圧の上部が鍋のふたのような状態になって気温が上がることに加え、上空からも地上付近に熱い空気が降りてくることで、さらに気温が上昇。その熱が動かず地上付近から蓄積されてしまうことで、高気温の状態が連続していくのが「ヒートドーム現象」だ。

ヒートドーム現象はこの夏、ニューヨークだけでなく、全米各地に影響を及ぼしていて、猛暑が続く状態をあちこちで生み出している。
先日、ワシントンDCでは、2012年以来初の華氏100度(摂氏37.8度)を記録。全米の26州で熱波に対する注意報や警報が発令され、そのエリアはカリフォルニアからニューヨークまでに広がっている。

ニューヨーク市は猛暑対策に市内の無料屋外プール・ビーチを利用することを呼び掛けている。

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