州レベルのコンテストに進出
大都会の中でも数少ない「水道水がそのまま飲める」街ニューヨーク市。その自慢の水道水が今度は、飲み水の味を競うコンテスト「New York State’s Regional Metro Tap Water Taste Test competition」で優勝した。
コンテストは7月28日にマンハッタンのアメリカ自然史博物館で実施された。ニューヨーク市以外に、ウエスト・チェスター、ナッソー、サフォーク、オレンジ・カウンティの4カ所の飲み水が提供され、博物館を訪れていた来場者がその味を比較。ニューヨーク市の水道水は最もおいしい水に選ばれた。2位はウエストチェスター郡エルムスフォードの水だった。ニューヨーク市の水はこれにより、アップステートのシラキュースで開催される州レベルのコンテストに進出することとなる。
市の環境保護局(DEP:Department of Environmental Protection)によれば、1993年以来、水質を守るためのプロジェクトには17億ドル以上が使われており、最近も環境保護局は32億ドルを追加投資した。
同局では、貯水池・水路など市内5地区の約1000のポイントからサンプルの水を収集し、年間50万件以上の飲み水調査を実施しており、「ニューヨークの水は既に国際的に品質の高さで知られており、その品質を保つために、私たちは、ビル・デブラシオ市長のリーダーシップの下、惜しまぬ努力と投資をしている。次の世代にまでこの高い品質を継承し、おいしい水を飲み続けてほしい」とコメントを出している。