プロセスを大切にし、自信を持てる子どもに
Z会と栄光ゼミナール。通信教育や学習塾の分野でそれぞれ57年と37年の歴史を持つ両社がより良い教育を目指して作り上げた「Z会・栄光エデュケーションセンター」のマンハッタン校が、今年9月、グランドセントラル駅徒歩1分に誕生した。
3〜9人の少人数制
「大切にしているのはプロセス」と話すのは同校責任者の鈴木智之さん。「解答が合っていた、間違っていた、だけではなく、なぜその解答に行き着いたのかをしっかり見守っています。暗記ではなく考え方を身につけることで、自信を持って問題に取り組めるようになります」と笑顔で語る。
「じっくり考える力は徐々に育っていくもの。深く考える力を身につけるのは、待つことが大切」と鈴木さん。3人から、最大9人の少人数制であることも、一人一人に目を配り、待つための配慮だと言う。「待つのは意外と難しいことです」自身も親であり、子育てをする保護者の気持ちも痛いほど分かる。
「ニューヨークへ家族で引越すストレスは大きいと思います。子どもはもちろん、親だって辛くなることがあるでしょう。そんな親子のために、この場所を安心して学べるコミュニティーにしていきたいです。子どもたちがストレス無く楽しく学び、力をつけていける場に、保護者にとっては癒やしの場になればと思います」(鈴木さん)
開講は幼児が平日の午前中と、土日の午前・午後、小学生以上は平日の夕方と土日の午前・午後。習いごと教室では、理科実験・ロボット教室なども開講しており、ウエストチェスターなどの現地校に通う子どもたちも週末に受講が可能だ。
Z会と栄光ゼミナール双方のノウハウを集めた教育プログラムは、米国で長く暮らす子にも、日本での受験を予定している子にも対応できる幅広さがある。現地校に通う子どもたちのための日本語クラスも来年より新設される。12月〜1月に次のセメスターに向けた説明会を実施。問い合わせは随時ウェブサイトで受け付けている。
■新年度説明会■
2018年2月より始まるSpring Semester(2~6月)のコース詳細と日本の入試情報をお伝えする説明会を5回実施予定。
各日程の3日前までホームページで受け付け中。(各回定員制、先着順)
【日時】〈いずれも〉11時~正午
12月14日(木)・17日(日)
1月11日(木)・13日(土)・14日(日)
(2017年12月9日号掲載)