カシオ計算機、マディソン・スクエア・ガーデンで
日本を飛び出し、今や世界の人気ウオッチとなったG―SHOCK(ジーショック)。落としても壊れない時計を、との目的で開発がスタートし1981年にプロジェクトチームが結成され、83年に最初のモデルが発売されると日本・米国を中心に人気商品となり、今では世界各地で愛用されるようになった。同ブランドが来年35周年を迎えるに当たり、開発・販売元のカシオ計算機(株)(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:樫尾和宏氏)は、11月9日、マディソン・スクエア・ガーデンで記念カンファレンスとパーティーを実施した。
カンファレンスでは樫尾和宏代表取締役社長やG―SHOCKの開発者である伊部菊雄氏だけでなく、G―SHOCK35周年記念ロゴの制作者でグラフィックアーティストのエリック・ヘイズ氏や、元NYレンジャーズで殿堂入りしたプレーヤーのマーク・メシエ氏なども登壇し、G―SHOCKへの思いや開発秘話などを話した。新作コラボレーションとして注目を浴びているフランスの有名ブランド「ピガール」のデザイナー、ステファン・アシュプール氏も登壇、祝辞を述べた。また新作各シリーズや小ぶりのG―SHOCK Sシリーズの紹介もあり、会場に集まった関係者は熱心に聞き入っていた。
続いて実施されたパーティーでは、人気ラップユニット「A$AP Mob」や、ストリート系服飾ブランド「オフ・ホワイト」の創設者でありDJのバージル・アブロー氏によるパフォーマンスで熱狂的な雰囲気に包まれ、3000人を超える来場者からは大きな歓声が聞かれた。
会場を訪れた日本人女性は「楽しかっただけでなく、日本発のブランドが米国でここまで人気になり、このように盛大なパーティーを実施したことに誇りを感じる。とてもうれしい」と話した。
(2017年12月2日号掲載)