10回目、会場も内容も拡大
セントラルパークで5月8日に開催される「Japan Day @セントラルパーク 2016」の記者発表が15日、在ニューヨーク日本国総領事館大使公邸で行われ、ランニングレースやパフォーマンス、フードとアクティビティーテントを中心としたさまざまなイベントの詳細が発表された。
5月8日、母の日開催
今年で10回目の節目となる同イベントは、日本文化の紹介とともに、日米市民の交流の促進、ニューヨークへの感謝の表明、日系コミュニティーのつながりの強化を目的に行われる。昨年は約6万人の来場者を迎える盛況ぶりだった。さらに今年はメーン会場をバンドシェル・エリア(Bandshell Area)に加え、隣接のラムジー・プレイフィールド(Rumsey Playfield)へ拡大する。
記者会見で、髙橋礼一郎在ニューヨーク総領事・大使は前日に起きた熊本地震の被災者へのお見舞いの言葉を述べた後「記念すべき10回目にさらに拡大し、最先端の日本を伝えるテクノロジーテントなど、一層盛りだくさんの企画となる。今年も多くの人に来てもらえる楽しいイベントにしたい。そして一層の日米の友好につながることを期待し、皆さんと力を合わせて思考に結び付けたい」と語った。また、今年は東日本の震災から5年にあたることを受け、同イベントが米国、ニューヨークの人々が助けようと努力してくれたことへの感謝の気持ちを込めていることも説明した。
イベントには、七つのアクティビティーテントや八つの無料で提供されるフードテントに加え、今年から新しく五つのテクノロジーテントが加わる。新幹線の運転士体験ができるほか、超電導リニアモーターカー、卓上電子顕微鏡の展示がされ、アザラシ型ロボット「パロ」や人型ロボット「ペッパー」が迎えてくれる。さらに昨年に続きFOX 11 Newsのニュースリポーター、サンドラ・エンドウ氏の司会の下、14演目のステージプログラムが設けられる。
東日本大震災支援活動への感謝式典
また、2016年が東日本大震災から5年となり、これまで復興支援活動に力を入れてきた団体・故新パートナーシップに対し、感謝の意を表する記念式典が行われる。対象となるのはジャパン・ソサエティー、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜さん、官民パートナーシップのTOMODACHIイニシアチブ。
アートコンテスト最優秀賞にホエイ・ウェン・リーさん
会見ではイベントのメーンビジュアルとなるアート作品の結果発表も行われ、130点の応募作品の中から最優秀賞に選ばれたカンボジア生まれのアーティストのホエイ・ウェン・リーさんの作品も披露された。同作は、日本とニューヨークとセントラルパークという三つのテーマを、西洋と日本において意味のあるシンボル、鶴の折り紙、オオカバマラダ蝶と桜で表現した。また、女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんを特別審査員に迎えたシャーロット賞にはカレン・キムさんの作品が選ばれた。
■概要
【日時】5月8日(日)(雨天決行)
ジャパンラン:午前8時〜
アクティビティーテント:午前9時半〜午後4時半
フードテント:午前11時半〜午後2時半
ステージプログラム:午前10時半〜午後4時30分
【入場】無料
【会場】セントラルパーク内Bandshell Area、Rumsey Playfield※(メーン入り口:69th St & 5th Ave)
※Rumsey Playfield内は、以下の持ち込みが禁止:ベビーカー、ペット、ガラスのボトル、開封済みの飲料ボトル、クーラーボックス、折り畳み椅子、自転車、スクーター、スケートボード、ビーチ傘、ビデオカメラ(事前許可を取っていないもの)、セルフィースティック、楽器、アルコール飲料(持ち込み禁止物の預かりは行っていない)
【ウェブ】www.japandaynyc.org