オフブロードウェイ作品
ジョン・レノンのヒット曲やエピソードをショー仕立て
 劇場の外観＝15日、ニューヨーク（撮影：影山） |
 ステージの模様＝同 |
ビートルズの元メンバー、故ジョン・レノンの名曲を歌い上げるオフ・ブロードウェイショー「Lennon : Through a Glass Onion（レノン～スルー・ア・グラスオニオン）」が15日、ユニオンスクエア劇場（100 E 17th St）で開幕した。来年２月22日までの20週間限定公演。
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20年前、オーストラリア人俳優でミュージシャンのジョン・ウォーターズさんと、シンガーでピアニストのスチューワート・グリエッタさんの２人が制作、誕生した同作。今までにロンドンやイタリアなどでも公演をし、２人の母国、オーストラリアの各都市での公演は軒並みチケットが完売し、大ヒットした。今回は米国初進出。
今もなお多くの人々に愛され続ける世界的人気を誇るロックバンド「ビートルズ」のリーダー、レノンが世に送り出した数々のヒット曲の中から、ファンでなくても聞き覚えのある31曲を、レノンにまつわるストーリーも交えながら演奏し、ショー仕立てで進んでいく同作。
ウォーターズさんとグリエッタさんの２人が、「Come Together」や「Help !」などを演奏すると、観客から手拍子や指笛が起こり、会場が一体となって盛り上がった。また、「All You Need Is Love」など、穏やかな曲が流れると、観客は心地良いピアノ演奏とメリハリのある歌声に聞き入った。
レノンにまつわるエピソードを話すスチュワートさんのユーモアあふれる語りは、ときに笑いを誘い、オープニングからクライマックスまで、見せどころ、聞かせどころ満載の内容だった。大きな拍手と共に、ステージが幕を閉じ。終演後には、ウォーターズさんとグリエッタさんが観客と気軽に話すなど、２人の親しみやすく温かな人柄も垣間見られた。
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割引コード「LENJM」を使うと、１枚20ドルほどの割引になる。チケットは69ドルから。チケットの購入は（TicketMaster.com、800-982-2787）まで。
【オフィシャルサイト】www.lennononstage.com
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2014年10月25日号掲載）
