ニューヨーク日本商工会議所(JCCI)は12日、ヒルトン・ホテルで、稲葉良睍(よしみ)氏(トヨタモータース・セールスUSAエグゼクティブ・チェアマン)をディナー・チェアマン、またロバート・アーニング氏(KPMGバイスチェアマン)を共同チェアマンとして、第30回アニュアルディナー(日米年次晩さん会)を開催した。今年で30回の節目を迎える同晩さん会は、約850人の日米要人やビジネス・リーダーズが集まった。
日米友好に寄与した個人をたたえる功労賞(イーグル・オン・ザ・ワールド・アウォード)はデービッド・ブーレイ氏(シェフ)、ケント・カルダー氏(ライシャワーセンター所長)、若田光一氏(JAXA宇宙飛行士)の3氏に授与された。
受賞スピーチでデービッド・ブーレイ氏は、和食の魅力とすばらしさを熱弁。ケント・カルダー氏は、激動なアジアの政治・経済面において、今こそ日米の絆をより深め、日本が主要な立場を維持していく希望を語った。若田光一氏は、宇宙での苦労や喜び、そして世界の平和と友好の重要性について、宇宙からの映像を交えて解説した。
基調講演に当たったダン・エイモス氏(アフラック社チェアマン&CEO)は、同社の日本支社が設立40周年を迎えたことを踏まえ、ビジネスの国際展開においてはその国民性を理解し、文化を共有することが大切だと語った。同晩さん会の収益金は、J. C. C. ファンドを通して地域コミュニティーの支援活動に有効利用される。
詳細・問い合わせはJCCI事務局(212-246-8001、www.jcciny.org)まで。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年11月29日号掲載)