ジャズピアニストとしてニューヨークを拠点に活躍する大江千里さんが14日、1年半ぶりに渡米3枚目の新作アルバム「Collective Scribble」をバレンタインデーに日米で同時リリース。同アルバムの発売を記念して19日、NOMAD地区にあるThe Jazz Gallery(1160 Broadway, 5Fl)で、同アルバムのお披露目ライブを開催した。2セットのチケットは完売で、大盛況だった。
同アルバムは、ジャズピアニストとして3枚目のリリースで、トリオでつむぐ意欲作。短くて俳句のように覚えやすいメロディー、エッジの効いたアレンジ、ドラムレスな構成となっており、ライブでもその魅力をあますことなく披露。気心知れた音楽仲間らと作り上げたナンバーを軽快に演奏した。
ライブ後、「いつもどおり、丁寧にやりたかったので、それができて良かったです」と話した大江さん。今後の活躍にますます期待したい。
12曲収録の同アルバムは、米国では(peaceneverdie.com)で購入可能。Amazon.comではデジタル配信される。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年3月28日号掲載)