〈Topic〉テリヤキボーイ 新店舗はシックな装い

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落ち着いた雰囲気に

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ディナータイムの店内

“ジャパニーズスタイル”のファストフード店として知られる「テリヤキボーイ(Teriyaki Boy)」が、ニューヨーク、ミッドタウンにある国連ビル近くに装い新たに3月、新店舗をオープンした。

◇ ◇ ◇

以前はオレンジや黄色をレストランのイメージカラーに使い、カジュアルな装いだったが、新店舗は黒や白を基調とした落ち着いた雰囲気になっている。テークアウトを中心に営業するランチタイムとは別に、ディナータイムは雰囲気をガラリと変え、テーブルの位置や照明も電球を変えて“大人の立ち飲み屋”というコンセプトで展開している。

定番メニューをリーズナブルに
☆ランチタイム

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「チキン・テリヤキ(もも肉)」(手前)と「ビーフ焼き肉」

ランチタイムには以前のように人気のテリヤキメニューのランチボックス(8・50ドル〜)をテークアウトのみで販売。メニューは定番の「チキン・テリヤキ(もも肉、むね肉)」や「サーモン・テリヤキ」のほかに、「ビーフ焼き肉」ランチボックスを用意。
メニュー数を絞っていることから、注文後すぐに調理され、待たせることなく短時間で提供することを実現している。
このほど、アボカドを使った「アボカド・テリヤキ(10ドル)」が新たにメニューに加わった。これはアボカドに特製ソースと山椒(さんしょう)を使ったもので、目を閉じて食べれば、うなぎの味がするという新感覚の一品。
さらに1種類では満足できない人には、新たに始まった「Half Half Option」がお勧め。11ドル均一で2種類のメーンを選べる。

夕方には大人の立ち飲み屋に〝変ぼう〟
★ディナータイム

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日によって変わる「巻き巻きスペシャル」

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本日のスペシャル

ディナータイムには、照明の色が変わり、BGMも落ち着いたジャズなどの曲が流され、“大人”を意識した雰囲気の立ち飲み屋に変わる。
メニューは、定番の「焼き鳥」(3ドル〜)から、「ホイル焼き」や、「ゴマサバ」、「本日のお勧め」など、“一杯”やるのに、ちょうどいいものがそろえられ、2軒目として利用した際にうれしい、しめのご飯物も充実。
鶏肉は厳選されたペンシルバニアの地鶏を使用。その日の朝にさばいた鶏を店で丁寧に串打ち。
鶏肉を1羽丸ごと仕入れているから、「せせり」や「さがり」といった希少な部位も味わうことができる。
日によって変わる「巻き巻きスペシャル」(3.50ドル〜)は、牛肉や豚肉でさまざまな具材を巻いてあるもの。水菜や、トマト、もち明太など見た目にもおいしそうなものが並び、その中で、今一番人気なのが「すき焼き串」(7.50ドル)。牛肉でえのきと春菊を巻いて、生卵をつけて食べる。春菊の香りと牛肉のおいしさで、手軽にすき焼きの味わえる。もちろん生で食べられるように、卵は新鮮で良質なものを用意している。

狭い店だから、顧客に
合わせたサービスができる

オーナーの若山大木さんは、日本の「立ち飲み」という文化をニューヨークに広めたいという思いから、あえて(面積の)狭い店を選んだという。それによって、目の前で料理を調理したり、焼く姿が見えるのはもちろん、キッチンからも店内全てが見渡せ、顧客のペースに合わせて料理を提供するペースを変えるなど、きめ細かい配慮ができるという。
また、顧客に立ってもらっているからということで“チップはなし”という方針をとっている。
一人で軽く飲みたい時、ちょっと時間が空いた時、2軒目に、待ち合わせ場所に…と、ふらりと気軽に立ち寄れる使い勝手の良い同店をぜひ日本人以外の友人も連れて、日本の立ち飲み文化を堪能してみては。

情報

テリヤキボーイ(Teriyaki Boy)
【住所】844 2 Ave(bet 1st & 2nd Ave)
【電話】917-388-2039
【営業時間】ランチ 午前11時半~午後3時、ディナー 午後5時~11時(※土日はディナーのみ)
Facebook】www.facebook.com/Teriyakiboy45
【Instagram】Teriyakiboynyc

(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年4月4日号掲載)

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