〈ルポ〉神田外語学院学生25人 NYでボランティア研修

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子供に日本伝える交流に手応え

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書道を教える学生たち

神田外語学院の児童英語教育科の学生25人が3月10日から15日までニューヨークの街を訪れ、NY de Volunteer(NYdV)協力の下、ボランティア研修旅行が実施された。
これは英語力のみにとどまらず異文化コミュニティーの中で行うボランティアを通して「人間力」を高めることを狙いとしたもの。
11日には、旅行業のアムネットなどを率いるAグループ社長の中川扶二夫氏による講演および幼児施設訪問を実施。
12日、13日には、ニューヨーク市が運営するレクレーションセンターで子供たち約20人に日本文化紹介を通した、異文化理解推進日米交流ボランティアを行った。
学生たちは日ごろ学んでいる幼児教育法や英語力を生かした日本文化紹介アクティビティ作りを数カ月前から準備してきており「だるまさんが転んだ」などの日本の遊びや書道や折り紙を紹介し、最後は「浴衣ファッションショー」で大いに盛り上がった。

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子供たちを前に日本文化を紹介する様子

研修後、学生は「子供たちのあまりの元気の良さに戸惑ったり、日本の伝統的な遊びを英語で説明する難しさを実感したが、子供たちの楽しそうな笑顔に自分たちがこれまで頑張ってきたことが報われた思いがした」と感想を話した。

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NYdVでは今後も海外研修に力を入れ、多くの日本人学生に学びの機会を提供していくとしている。
NYdVの詳細はウェブ(www.newyorkdevolunteer.org/)参照。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年3月28日号掲載)

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