 大河ドラマの音楽などを手掛ける作曲家、菅野祐悟さんも参加し、２月26日にワシントン州シアトルで行われた、ＪＥＮの東北大震災風化防止とファンドレージングのためのイベントの様子 http://www.tohokurevive.org（提供写真） |
 思いを込めたキャンドル |
東日本大震災発生から４年が過ぎました。３月11日午後２時46分、被災地には地震発生の時刻を知らせるサイレンの音が響き渡り、震災犠牲者への冥福がささげられました。
ＪＥＮが支援活動を行っている宮城県石巻市では、各所で慰霊のための式典が執り行われました。石巻市は震災による被害が最も甚大で、亡くなった方の数も被災地全域で１万5891人なのに対し、５分の１に当る3177人が犠牲となり、424人の方が現在も行方不明となっています。
同日、震災による津波で400人以上が犠牲となった地域の石巻市門脇五丁目に設置されている「がんばろう！石巻」の看板前では「東日本大震災追悼３・11のつどい」が行われました。吹きさらしの寒さにもかかわらず、多くの人が足を運び、犠牲者への哀悼と地域の復興を願いました。
看板前には朝から多くの地域住民が来訪し、午前９時半過ぎに献花台が設けられると、人々は花を手向け、目を閉じて手を合わせていました。発災時刻の午後２時46分には黙とう。その後、思い思いのメッセージを書き込んだ青、緑、白のバルーン約600個を空高く飛ばしました。日没直前の午後５時半からは、発災からの日数と同じ1460個の灯ろうと、540個のキャンドルが「３・11」の形に点灯されました。
◇ ◇ ◇
現在、石巻市内各所ではさまざまな復旧工事が行われ、日々変化を遂げておりますが、いまだに１万1127軒、２万6836人の方々が仮設住宅や民間賃貸住宅での生活をしており、一日も早い復興住宅の完成を待ち望んでいます。
今後もＪＥＮでは、地域の復興に向けて解決しなければならない様々な課題に地元の方らと協力し合って取り組み、地域復興に貢献していきます。
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【メモリースピーチプロジェクト、特設ウェブサイト】www.jen-npo.org/memo
ry/index.php（日本語）
３月８日にニューヨークで行われた東日本大震災の追悼式典「TOGETHER FOR 311」にメモリースピーチコンテストで銀賞を受賞した高橋匡美さんがスピーチされました。
◇ ◇ ◇
【ＪＥＮ公式ウェブサイト】（日本語）（英語）
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2015年４月４日号掲載）
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