日本の竹籠職人や漆職人ら9人の匠の技ズラリ!

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ブルックリンのギャラリーショップ「Sannga」

ブルックリン・ウィリアムスバーグのギャラリーショップ「Sannga」

ブルックリン・ウィリアムスバーグのギャラリーショップ「Sannga」=12日、ニューヨーク(撮影:野村)

 

10日から20日まで、ブルックリン・ウィリアムスバーグのギャラリーショップ「Sannga」で企画展「Artisan Reflections: Beyond Craft Technique」が開催された。

同展覧会は日本人の9人の職人とデザイナー、アーティスト、フォトグラファーにより、それぞれが極める技術を生かしたアート作品を展示したもの。竹籠職人による竹で編まれたバングルや、漆職人による漆のつやを生かした絵画、寄木細工をより細かく繊細な絵柄にした作品、光を当てると影に仏像のシルエットが浮かび上がる魔鏡、400年以上存続する工房の技法と精神を受け継いだ職人による木材の組み合わせただけでつくられた(ネジや接着剤などを使わない)木桶など、卓越した職人技を生かした上でそれぞれの作り手の思いを込めた作品が並んだ。

「Artisan Reflections: Beyond Craft Technique」で

竹で編まれたバングルや漆のつやを生かした絵画など

それぞれの技が生きた作品=同

それぞれの技が生きた作品=同

同展覧会のプロデューサー兼キュレーターでmonomoの代表・松山幸子さんはものづくりの背景にある、「日本の心」が詰められた物語とその価値を世界に伝え、伝統工芸の未来を守ることにつながればという思いから京都を中心とした職人やアーティストの日本国外の販路拡大や展示会のサポートを行う。
開催中は日本人のほかに地元の米国人も訪れ、繊細な作品群に興味を示す様子が見られた。
【ウェブ】ギャラリーの詳細monomoの詳細

(ニューヨーク・ビズ 2015年9月26日号掲載)

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