東日本大震災から3周年にあたる11日、マンハッタンで脱原発を訴える日米の市民らによるデモ行進が行われた。
行進の出発点となった在ニューヨーク日本国総領事館前には当日、日本人だけでなく米国人の市民や活動家、報道陣など約60人が集まり、日本政府と安倍晋三首相宛に書かれた「全ての原発
を廃止することを求める」とする請願書がニューヨーク総領事館の職員クリス・アンダーソン氏に手渡された。これは「ニューヨーク市トライステートエリアの住民およびニューヨーク環境保全団体・社会運動団体連合」がまとめた
もの。請願書には平和への祈りを込めた折り鶴と被害者への哀悼の意が込められた花も添えられた。
集まった市民と報道陣の前で請願書の内容を読み上げた後、総領事館前からタイムズスクエアへと「原発反対! 子供を守れ!」とシュプレヒコールを上げ、行進した。(「WEEKLY Biz」2014年3月22日号掲載)