慰安婦問題や、米国内で日本への間違った思い込みを防ぐ取り組みなどの情報を共有
日本の子供たちが米国でも日本人として誇りを
持って生きられるようサポートする会
ニューヨークとニュージャージー在住の日本人女性が立ち上げた団体「ひまわりJAPAN」が主催する第1回講演会が8月23日、ミッドタウンのソーシャル・ホールで実施された。同団体は、未来を生きる日本の子供たちが日本人として誇りを持って生きられるよう、日本の正しい歴史と日本が置かれているさまざまな状況を在米邦人に伝え、サポートすることを目的に設立した。
4人の識者の話に熱心に耳を傾け
講演タイトルは「『このままでいいのか、日本!』〜日本の誇りを次世代へ〜」。登壇したのは明星大学教授の髙橋史朗氏、前衆議院議員の杉田水脈(すぎた・みお)氏、朝日・グレンデール訴訟弁護団団長で弁護士の徳永信一氏、ニューヨーク歴史問題研究会会長の高崎康裕氏の4人。
各氏は順に壇上に登場し、慰安婦問題に関連する日本国内外の動き、裁判の実情や問題点、また第2次世界大戦前後の国際状況と日本の立ち位置などについて語り、米国内での日本・日本人に対する間違った思い込みや差別・脅迫などを防ぐための取り組みについてさまざまな情報が共有された。集まった聴衆は熱心に耳を傾けた。
副代表・永門洋子さん
「日本の子供たちのために“歴史戦”を闘っていく」
「ひまわりJAPAN」の副代表・永門洋子さんは、1回目のイベントが無事終了したことに対し「4人の素晴らしいご講演者をお迎えし、100人を超える参加者で大盛況の講演会となりましたことを心から感謝申し上げます。今現在、アメリカにおいて慰安婦問題に端を発した日本の子供たちへのいじめが大きな問題となっています。『ひまわりJAPAN』は、日本の子供たちが日本を愛し、日本人としての誇りを持って生きられるよう、正しい歴史を学び直し、捏造(ねつぞう)によって生じた“歴史戦”をしっかりと闘ってまいります」と述べた。
同団体では、趣旨に賛同するメンバーの入会を受け付けている。詳しくはinfo@himawarijapan.orgまで問い合わせを。
(2016年9月3日号掲載)