国際空手道場連盟極真会館国際部長 五来克仁師範に聞く
NY道場から出場する注目選手
1200万人の道場生が所属する国際空手道連盟極真会館の国際大会「オールアメリカンオープン国際空手道選手権大会2017」が24日、ニューヨークで開催される。会場は今年も、アッパーウエストにあるジョン・ジェイ・カレッジ内体育館。今回も北米、日本、欧州、ロシア、南米など世界各国から有力選手が数々名乗りを上げている。格闘技ファンにとって見逃せないこの大会、今年も男子はクラス分けなしの無差別級トーナメントで真の強さを競い、女子は重量別3階級に分けて戦い、最後にグランドチャンピオンを決定する。国際空手道連盟極真会館(IKO)国際部長・五来克仁師範=写真=に、今号ではニューヨーク道場から出場する注目選手について聞いた。
優勝戦線に絡んでくる可能性
マリオス・ステファノゥ(MARIOS STEFANOU)選手
ギリシャ出身、25歳、初段、183センチ、84キロ
今年の3月から半年間ニューヨーク道場に出稽古中であるステファノゥ選手はギリシャチャンピオンです。2020年の東京五輪で正式種目になるWKFの空手の元ヨーロッパチャンピオンでもあります。フルコンタクトの極真空手を6、7年前に始めました。ヨーロッパ選手権などで可能性のある選手と思っていましたが、ニューヨークへの出稽古を実現させ、毎日稽古に励んでいます。蹴りのスピードが非常に速く、優勝戦線に絡んでくる可能性が大いにある選手です。
センスと才能がある選手
ルイジ・スカセイラ(LUIGI SCARCELLA)選手
米国・イタリア出身、32歳、2級、180センチ、79キロ
今年行われたロサンゼルスのUSA大会中量級で優勝をしています。センスがあり、才能がある選手です。ステファノゥ選手と共に日々練習に励んでいます。
経験浅いが可能性秘める
スタニミアー・コンドフ(STANIMIR KONDOV)選手
米国・ブルガリア出身、35歳、4級、185センチ、93キロ
同じくニューヨーク道場から出場する選手です。重量級の選手で、まだ経験は浅いですが、可能性のある選手です。
24日、NYで開催
国際空手道連盟極真会館 オールアメリカンオープン空手道選手権大会2017
【日時】6月24日(土)午後3時30分~(開場:午後3時)
【会場】ジョン・ジェイ・カレッジ内体育館
【場所】524 W 59th St(bet 10th and 11th Ave), NYC
【問い合わせ】212-947-3334、www.kkny.net
【チケット】 一般30ドル(当日35ドル)、リングサイド席(2列目)60ドル、VIPリングサイド席(1列目)75ドル(いずれもサービス料別)
【チケットサイト】http://fight.bpt.me/
(2017年6月24日号掲載)