9年連続でランク外
セントラルパークでランニング、ジムで汗を流し、フルーツと野菜をどの街の住民よりも食べる―。そんなイメージがあるニューヨーカーだが、ローカル紙「ニューヨーク・ポスト」が18日に伝えた記事によれば、9年連続で「健康管理ができている人が多い都市トップ20位(American Fitness Index’s top20 most in-shape metropolitan areas)」のランキングから外れてしまったという。
今年の順位は22位で、昨年よりわずかに2段階アップしたとはいえ、米疾病対策センター(CDC:Federal Centers for Disease Control and Prevention)が伝える、有酸素運動や筋肉運動のガイドラインを満たしているニューヨーカーはわずか17%で、米国全体の平均値よりも6%低い。
同ランキングの気になる1位はワシントンDCだった。ニューヨーク市に住む約96%が徒歩10分以内に公園がある環境に住んでいるにもかかわらず、ニューヨークが公園管理に使う予算がワシントンDCの約半分で、一人当たり162ドルであることを関連する事実としてポスト紙では伝えている。
米国民全体を見ると「ここ30日以内に運動をした」人の割合は76.8%に上り、昨年の調査よりも11.8%上昇している。喫煙と糖尿病の割合は5%低下した。
調査を発表したAFI(American Fitness Index)の諮問委員で、ジョージア州立大学の教授でもあるウォルター・トンプソン氏はポスト紙に対し「この良い傾向がこのまま続くかどうか見守っていきたい」と述べた。
AFIは米国の主要都市における健康と運動のレベルを調査する団体。