ウエストチェスターの小学校で「KENKEN」パズル

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2〜5年生、大会「Ken Ken Challenge」参加

熱心にパズルを解く児童ら=6月17日、ニューヨーク(撮影:池浦)

熱心にパズルを解く児童ら=6月17日、ニューヨーク(撮影:池浦)

 

米紙「ニューヨーク・タイムズ」にも連載されているパズル「KENKEN」を用いた大会「Ken Ken Challenge」が6月17日、ウエストチェスターにあるスプリングハースト小学校で開催された。当日は、この大ヒットパズルの生みの親で宮本算数教室の主宰者、宮本哲也さんも招かれた。

同校のジョシュ・ローゼン教諭が企画。参加したのは、コンペティションに勝ち残った2年生から5年生で、宮本さんを前に真剣に問題を解いた。「問題が解けなくても、解けるまでやり続けたらいいんだ。何も落ち込むことはない」とローゼン先生は児童らを励ました。

(左から)KenKen Puzzle LLC代表のロバート・フューラー氏、2015年KENKEN大会のプリンストン優勝者のエリー・グルースキンさん、ジョシュ・ローゼン教諭、宮本哲也さん=同

(左から)KenKen Puzzle LLC代表のロバート・フューラー氏、2015年KENKEN大会のプリンストン優勝者のエリー・グルースキンさん、ジョシュ・ローゼン教諭、宮本哲也さん=同

 

米国内から選出された優秀な102人の数学・科学の教員の中で、最も優秀とされる「Presidential Award for Excellence in Mathematics and Science Teaching」を受賞しているローゼン教諭。そんなローゼン教諭が宮本さんに出会ったのは2014年。もともと「KENKEN」パズルの大ファンだったローゼン教諭が、“児童たちに算数をもっと好きになってもらおう”と、このパズルを児童に紹介、解答する機会を与えている。以来、1年に1回、同大会を開いている。

生みの親、宮本哲也さんも招待「こんなに真剣な顔で解いてくれてうれしい」

今回で2度目の参加だという宮本さんは、「児童たちがこんなに真剣な顔で解いてくれているんだと思い、うれしい。老若男女、人種にかかわらず、これを世界に広げていきたい」と話した。

大会の景品=同

大会の景品=同

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【宮本算数教室・住所】66W 39th St. 2nd fl, New York, NY 10018
【同ウェブ】www.miyamoto-mathematics.com/

(2016年7月9日号掲載)

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