お泊り保育「毎日ここでカレーを作りたい」

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幼児部年長組で1泊2日の宿泊行事

ニューヨーク育英学園で行事

ニューヨーク育英学園全日制部門(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)幼児部年長組(24人)は、8月24日、25日に1泊2日の宿泊行事を行った=写真。行き先は、学園からスクールバスで北へ約40分のウエストミルフォードにある自然が豊かなキャンプ場、ハンズインフォーユース。全日制幼児部年長組が6年前より始めた試みである。

子供たちはキャンプ場に到着すると、持参した寝袋をそれぞれのベッドに広げて一日限りの「自分の部屋」を完成させ、「早く寝てみたい」「友だちの部屋も見てこよう」と興奮した様子で施設内を探検していた。

また、野菜を切ってカレー作りにも挑戦し、クラスの皆とそろって食べる初めての夜ご飯に「毎日ここでカレーを作りたい」と、いつもと違う環境を楽しむ様子が見られた。

薄暗くなったころには恒例のキャンプファイヤー。森の中から「火の神」が現れ、まきに点火し、炎は瞬く間に燃え上がった。その前で歌を歌ったり、小さくなった火の中にサツマ芋を入れて焼き芋を作ったりして、日が沈み辺りが暗くなるまで戸外での活動を楽しんだ。一日中、キャンプ場を縦横無尽に走り回っていた子供たちはクタクタだったようで、消灯後まもなく施設内には子供たちの寝息が響いた。

今回の宿泊行事では、寝食を共にすることで仲間同士の絆が以前より深まったようだ。こまめにホームページの更新をチェックしていたという親の心配をよそに、子供たちは一つ一つのプログラムをとても楽しんでいるようであった。

この宿泊行事を通して、園児たちは一回り成長し、2日目に学園に帰着した年長児は、頼もしさすら感じさせる表情であった。

〈情報・写真提供〉 ニューヨーク育英学園

(2017年9月16日号掲載)

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