負担を減らして快適なデスクワークを

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姿勢のお話(1)

〈コラム〉瓜阪美穂「理学療法士が教えます」 身体が痛い本当の理由 【第19回】

今週からしばらく姿勢のお話です。前回のコラムでは、座り続けていると1時間につき死亡率が2%上がってしまうという衝撃の数字をご紹介したように「座ったままでいること」は、実は身体への負担が大きいのです。30分毎に立ち上がったり、動き回ったり、可能でしたら「スタンディングデスク」という立ったまま仕事ができるデスクを導入するのが良いのですが、そう簡単にはいかないことも多いでしょう。

長時間同じ体勢で負担をかけ続けることで痛みが慢性的になるので、まずは長時間座っても負担がかからない身体にとって楽な姿勢を探すことが大切です。

そこで自分の身体に合った一番自然な姿勢を探す手順をご紹介します。(1)机から少し離れた位置に椅子を置いて座り、目をつぶり身体の圧迫感や緊張を探します。背もたれに寄りかかり、腰の後ろの窪みにクッションなどを入れて、その圧迫感や緊張などが軽くなり、どこにも力を入れずに座れる楽な体勢を探します。(2)続いて腕のポジションを探します。両腕を身体の横にぶら下げて力を抜いたあと腿の上に置き、首や肩が緊張しない自然な場所を見つけましょう。(3)今見つけた場所からなるべく離れないような体勢で作業を行います。キーボードをなるべくおへそに近く、モニターは正面に設定。キーボードとスクリーンは恐らく通常の場所より離れるでしょう。ノートブック型パソコンをお使いの場合は、より安価に買えるキーボードとラップデスクを入手すれば、対策できます。身体を机に合わせるのではなく、机を自分の身体にとって楽な姿勢になるように合わせましょう。

 

瓜阪美穂〈筆者プロフィル〉
瓜阪美穂(うりさか みほ)  理学療法博士、整形臨床スペシャリスト。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校を卒業後、南カリフォルニア大学理学療法博士課程を修了。ブロードウェイミュージカルのダンサーの理学療法士としても活躍中。米国の理学療法により、自身の身体に興味をもち、正しい動作を生活に取り入れることを目的に治療や指導を行っている。
★身体に関する皆様からの質問も受け付けています。
【ウェブ】https://omptny.com/ja/

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