JUNK STORYとファンを見てhideの魅力をあらためて知る
先日は、元X JAPANのギターリストでありアーティストhideさんのドキュメンタリー映画「JUNK STORY」を見てきました。
生誕50周年ということで作成されたこの映画。日本では2015年5月に上映されるや否や大反響を博し、ぴあ公開初日満足度ランキングでは見事1位。そして音楽ドキュメンタリーとしては異例のロングランを記録した話題作だったので、私自身楽しみに行ってきました。
会場に到着するとお客さんはアメリカ人7割、日本人3割。そして一目でX JAPAN・hideファンだと分かるヘアスタイル・ファッションの人からスーツを着たビジネスマンまで多種多様なお客さんが来ていました。
ぐいぐい引き込まれるドキュメンタリー
そんな熱いファン待望のドキュメンタリー映画は、hideがロックに目覚めた小学生時代から始まり、X JAPANに入るまでの経緯やソロ活動、そしてファンを悲しませたあの出来事のその後まで、hideの生き方を鮮明に描いた作品でした。またhide自身のインタビューや当時のライブ映像、hideのマネージャーであり実の弟さんやバンドメンバーなど彼をとりまく人たちの声を集め作られた作品だったので、hideというアーティストであり一人の人間を多面的に知ることができました。
正直に告白すると、私はX JAPANやhideの曲をリアルタイムに聞いたことがありません。伝説のバンド・アーティストとして当時の映像を見たことがあるという、にわかファンです。そんな私でもこのドキュメンタリーを見て、hideという1人のアーティスト・人間の魅力にぐいぐい引き込まれました。
hideの二面性と魅力
一見ド派手でやんちゃなアーティストというイメージだけれど、一緒に働くスタッフそしてファンの事を誰よりも考える気遣いの人だったhide。彼の言動や一緒に音楽を作っていたメンバーの言葉から、それを感じました。独自の、そして圧倒的な音楽性の高さだけでなく、彼の温かい人間性にファンはいつまでも魅了され続けているのかもしれません。
そして映画の上映後、ファンにインタビューをすると口々に「最高だった!」「やっぱりhideはカッコイイ!」とアツく語りながら、涙ながらに帰って行くのが印象的でした。
そもそもニューヨークでこの映画上映が実現できたのは、クラウドファンディングにてファンからの資金協力があったからこそ。あの出来事があってからもう17年も経っているのに、未だに熱いファンがいるhide。そこまでファンを魅了し続けているhideも凄いけれど、そんなファンがいるということも彼の強みであり魅力に繋がっているのかもしれない。と映画を見て感じました。
【執筆者】
さめこ 青山学院大学フランス文学科を卒業後、IT企業にてWEB広告制作・メディア編集者として7年間勤務。プライベートではマクロビオティックやローフード、オーガニック料理ソムリエなどの資格を取得し料理教室を主宰していました。現在はニューヨークにてライターをしています。個人ブログ「さめこのニューヨーク通信」やinstagramでもNY情報を発信中。
【ブログ】