「Children in Summer」など全9曲
シンガー・ソングライターでピアニストの矢野顕子さんが11日、イーストビレッジにあるJoe’s Pubで1年ぶりにニューヨークでのライブを行った。70年代からの良き友人で、音楽仲間でもあるウィル・リーさん(ベース)とクリス・パーカーさん(ドラム)と息の合ったパフォーマンスを見せた。
日本から渡航したファンの姿もあり、在米日本人のみならず、ニューヨーカーも多く来場し、満席となった会場はライブ前からにぎわいを見せた。
演目は、日本で昨年9月発売された最新アルバム「Welcome to Jupiter」収録曲のほか、ライブでしか聞けない曲も披露。
“人生は多くの変化がある”
「Children in Summer」から始まり、坂本龍一とデヴィッド・シルヴィアンのコラボレーションによって発表され、自身がカバーした「Bamboo Music」や、矢野さん自身によるアレンジカバーでオフコースの「Yes Yes Yes」など、アンコールを含む全9曲を演奏。「人生は多くの変化があり、それは恋愛だけではなく、家族や友人との関係もそうです。多くの音楽はもっとそういったテーマの曲があってほしい」と自身の思いを話し、「Piece of Change」を初披露した。
アンコールでは、矢野さんのお気に入りの1曲だという、母に対する愛情を表現した「TIME」を演奏。日本語と英語の楽曲が入り交じった選曲で観客を楽しませた。