日本の文化・芸術を紹介する能ソサエティーは3月14日(土)、アッパーイーストサイドにある聖ジーン劇場で「狂言─京都400年の笑い」を公演する。
同公演では、京都で400年間続く茂山家の狂言を紹介し、国内外での狂言公演はもとより現代劇やテレビなどでも活躍する大蔵流狂言師・茂山逸平氏、茂山宗彦氏、そして島田洋海氏を北米に招き、狂言の魅力を披露する。「狂言は室町時代の庶民の日常の言葉の会話劇」と語る茂山氏が、冒頭で狂言の歴史や楽しみ方を解説し、古典狂言「柿山伏」と新作狂言「濯ぎ川」を上演。
さらに、決まった形で動きを表す狂言独特の表現方法(型)と擬音語・擬態語を駆使した「柿山伏」、フランス古典小咄「ル·キュヴィエ(洗濯桶)」を基に、1952年に劇作家、故・飯沢匡氏が書き下ろした新作「濯ぎ川」の新鮮な笑いを対比させて上演する。
京都を拠点に「笑い」を一途に追求して400年、古典から現代へとつなぐ茂山家の狂言の世界を堪能できる。
■概要【日時】3月14日(土)午後6時半〜
【会場】Theater at St. Jean
【場所】150 E 76th St
【チケット】40ドル(会員35ドル)、学生20ドル(会員15ドル)
【詳細・申し込み】〈ウェブ〉kyogen2020.bpt.me/〈Eメール〉info@nohsociety.org