日本を拠点に「世の中の社会的問題を幅広く視野に入れ、置き去りにされている声を拾う」活動を行う、一般社団法人TruBlueが12月11日(月)、ミッドタウンにあるスカンジナビアハウス(58 Park Ave)でミュージカル舞台『SERI〜ひとつのいのち』の動画上映会(英語字幕付き)を開催する。
『SERI〜ひとつのいのち』は、ニューヨークで誕生した、目が見えず、話すこともできない少女「千璃(セリ)」を巡る実話をミュージカル化した作品。2022年秋に東京(博品館劇場)と大阪(松下IMPホール)で全16公演が行われた。
原作「未完の贈り物(2012年刊)」には、母であり異国の地で働くキャリアウーマンとしての倉本美香さんの視点から手記の形で千璃を取り巻く8年間の話がつづられている。
原作からいろんな視点の葛藤を抽出し、さまざまな立場の人にメッセージを届けようと試みた本作品への評価は非常に高く、再演を期待する声が多く寄せられている。その中で、「まずこの作品を実話の舞台となったニューヨークの皆さまへお届けしたい、そこから発信されるメッセージをまずニューヨークの皆さまに受け取っていただきたい」という関係者の強い思いが重なり、今回の上映会が企画された。
申し込みの詳細はseri-ny-screening.peatix.com参照。
(2023年11月18日号掲載)