オープニングナイトに訪れたショシャナ・ビーン。過去に出演した「Wicked」のステージセット模型の前で＝11月12日（Photo: Rebecca J Michelson）
ブロードウェイミュージカル、演劇、劇場の輝かしい歴史と伝説的な芸術性を紹介する、史上初の常設博物館「ミュージアム・オブ・ブロードウェイ（The Museum of Broadway）」が昨年11月、タイムズスクエアの中心（145 W 45th St）にオープンした。サンクスギビングウイークエンドから年末年始にかけ、多くの来場者が連日訪れ、タイムズスクエアのホットスポットとして注目されている。
このユニークなミュージアムは、ミュージカル、演劇、そしてそれらを創作する人々に捧げられたインタラクティブな博物館で、来場者をブロードウェイの誕生から現在までのタイムラインに沿った旅に誘う演出で、楽しませている。
ブロードウェイの歴史を視覚的に旅し、壮大なコスチューム、小道具、レンダリング、貴重な写真、ビデオなどを紹介する一連の展示を通して、画期的な瞬間にハイライトを当てている。歴史をさかのぼり、ブロードウェイの風景を一変させた作品、社会的影響を与え、また後に続く人たちへの道を開いた瞬間など、ブロードウェイをより深く知ることができる。
「オペラ座の怪人」「ライオンキング」「HAIR」「ジーグフェルド・フォリーズ」「ショーボート」「オクラホマ！」「ウィズ」「レント」など、１７００年代から現在に至るまで、５００以上の作品を紹介し、展示を通して没入体験できる作りになっている。
ブロードウェイの演劇やミュージカルに毎晩命を吹き込む、舞台上と舞台裏の両方で活躍する才能あふれるプロフェッショナルたちに敬意の表れが、ミュージアムの至る所で感じ取れる。
入場料は39ドルから。毎月最初の火曜日は25ドルの特別価格で提供されている。詳細はwww.themuseumofbroadway.com参照。
外観（Photo: Emilio Madrid）
（2023年1月7日号掲載）
