獣神サンダー・ライガー インタビュー 新日本が世界のトップだと見せつけます

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ガチ BOUT. 276
プロレスラー 獣神サンダー・ライガーに聞く

新日本プロレスが来月6日、NYマディソン・スクエア・ガーデン大会を初開催

約半世紀、日本のプロレス界をけん引してきた「新日本プロレス(New Japan Pro-Wrestling Co., Ltd.)」。4月6日(土)、格闘技の殿堂「マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)」で初めて、大会「G1 SUPERCARD」を行う。海外マットでも高い評価を得ている新日本プロレスの“ストロングスタイル”。その体現者として、MSGに登場する、棚橋弘至選手と獣神サンダー・ライガー選手に話を伺った。 (聞き手・高橋克明)

いよいよ来月に迫りましたマディソン・スクエア・ガーデン大会。今のお気持ちを教えていただけますでしょうか。

ライガー 僕のプロレスラーになったきっかけを作ってくれたのが、藤波辰爾選手ですから。その藤波さんがWWF(のジュニアヘビー級チャンピオン)を獲った場所なので。そこで試合ができるだけですごい興奮してますね。

やはり、マディソン・スクエアいえば、その試合が真っ先に思い浮かぶ、と。

ライガー 僕だけじゃなく、レスラーみんなそうなんじゃないでしょうか。やっぱり憧れの場所ですよね、MSGっていうのは。

でも、ライガーさんはすでに北米、メキシコ、ヨーロッパと全世界でレジェンドとして大活躍されていますので、今さらマディソン・スクエアだとしても…。

ライガー (さえぎるように)いや、(他の会場とは)違いますね、やっぱり。中学生くらいの時に、藤波さんだけじゃなく、猪木さん、タイガーマスクさん、坂口(征二)さん、ダイナマイト・キッドさん、そんな名選手たちが(現役)バリバリの頃に上がっているリングじゃないですか、そっりゃ、興奮しますよ。

僕なんかからすると、ライガーさんがまだMSG(のリングに)上がってなかった方が意外というか…。

ライガー まだないんですよ! 今回が初めて。特別な感情になりますね。偉大なる会場ですから。

当日、会場に詰め掛ける現地のニューヨーカーには何を見せたいでしょうか。

ライガー そこは、やはり「新日本プロレス」でしょう。新日本とはなんぞや、というところですね。他の団体とどう違うか、そこをうまく体現できればいいなと思ってますね。

同日にROHの選手もリングに上がることですし。

ライガー 新日本が世界のトップクラスなんだ、ということを見せつけたいですね。磨き抜いた技術と、勝ちにこだわる姿勢。そのどれもが、どこ(の団体)と比べてもらっても、違いを感じてもらえると思うので。もちろん、プロですから、“魅せる”ことも含めて、その全てがミックスされたプロレスを見てもらいたいですね。これが、プロレスなんだ、と。新日本なんだ、と。

世界中のリングに上がられたライガーさんですが、国によってファンの反応は違うものでしょうか。

ライガー いや、一緒(笑)。同じです。基本、どこに行っても温かく迎えてもらえるので。メキシコ以外(笑)。メキシコでは日本人イコール、ヒール(悪役)ですから。僕が出た(入場した)だけでブーイングを浴びせられます。(笑)

でも、ニューヨークでは僕がかつて生観戦した4回とも、その日いちばんの声援でした。

ライガー いや、いや、そんなことはないです(笑)。オカダ選手や髙橋選手に比べたら。

いえ! 絶対にライガーさんがダントツです!

ライガー (笑)。でも、その、ファンの気持ちというのかな、応援してくれる熱意は、リング上でもすごく感じますよね。耳で聞こえるというより、全身で、体で感じる。うねりっていうのかな、毎回、体全体で感じることができて、ありがたいですね。

そのニューヨークという街にはどういった印象をお持ちですか。

ライガー もうね、大好き、大好き。絶対的に好きですよ。うーーーん、なんだろね。この間ね、嫁さんと行ったんですけど、タイムズスクエアに行って、ぼーっと街を眺めてたらね、なんか涙が出てきたんだよね。どういう感情かうまく説明できないんだけれど、涙が出てきて。今回も(そんな)時間あればいいなぁと思ってます。ニューヨークってそういう街ですよね。五感を刺激してくれるっていうか。いい意味でも悪い意味でも(笑)。人間の五感を全て刺激してくれる街。なので、息子にも「ニューヨークは絶対一度は行ったほうがいいよ」っ言ったんですよ。

ぜひ、うちの編集部にインターンとして預けてください(笑)。最後に、当日を楽しみに待っているニューヨークの日本人ファンにメッセージをお願いします。

ライガー 試合を見終わったアメリカ人の友達に「うっわぁ、日本のプロレスって、すげえな!」って言ってもらえるような試合をお約束します。ぜひ、楽しみにしていてください!

獣神サンダー・ライガー(じゅうしんさんだー・らいがー)
職業:プロレスラー
1989年4月24日、東京ドームの小林邦昭戦で獣神ライガーとしてデビュー。同年5月、馳浩を下しIWGPジュニアヘビー級王座を初奪取。以降、同王座は歴代最多となる11度の戴冠を誇り、“ジュニアの象徴”と呼ばれる。30年のキャリアを誇りながら、常に第一線で闘う姿に日本国内はもちろん世界中からリスペクトを集める〝ワールドレジェンド〟でもある。

(2019年3月9日号掲載)

◇ ◇ ◇

【ファンイベント㏌NY】
大会前の4月4日(木)、ブルックリンのJAPAN VILLAGE(japanvillage.com)で選手のトークショーを中心にしたファンイベント「NEW JAPAN MATSURI」が開催される。

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

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