迫力の演奏に観客が熱狂
日本を代表するギタリスト、布袋寅泰が11月14日、マンハッタンのハイライン・ボールルームで自身初となるニューヨーク公演を行った。
1980年代に、伝説のロックバンド「BOØWY」のギタリストとして一世を風靡(ふうび)した布袋。ソロになってからも、数多くのヒット曲を世に放ち、ロック・ギタリスト&シンガーとして独自のスタイルを確立した。また、世界的評価も高く、これまでに世界数十カ国の映画、テレビ、CMなどで楽曲が使用されているだけに、会場には多くの音楽関係者やミュージシャンも訪れた。
多くのファンの前で全13曲
今年リリースしたアルバムをはじめ、過去に発表した曲も含め全13曲を演奏。ギターによる激しいソロ演奏と共に、「Slow Motion」や「Cutting Edge」では歌声も披露した。クエンティン・タランティーノ監督の映画「KILL BILL」へ提供し、世界的なヒット曲となった「Battle Without Honor or Humanity」のイントロが流れると、会場の熱気がさらに上がり、迫力のパフォーマンスで観客をひき付けた。アンコールでは、BOØWYの2枚目のシングル「Bad Feeling」を歌い上げ、当時からのファンも喜ばせた。
ライブ後「初めてのニューヨーク公演は僕にとってかけがえのない一歩となりました。来年も必ず帰ってきたいと思います。アメリカ、そして世界に向けて熱いサムライ魂を届けたいと思います」とコメント。
今夏、オフィシャルサイト(www.hotei.com)もグローバル対応にリニューアルされ、本格的に海外展開が始まった。日本を代表するギタリストが、世界のギタリストになる日も近い。
(2013年11月23日号掲載)