NYのホテルで日本の「おもてなし」を実現

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全スタッフ一人一人がきめ細かな〝キタノの心〟を伝える癒やしの空間

ザ・キタノホテル ニューヨーク

●本紙編集部員が体験●
ザ・キタノホテル ニューヨークは、1973年にニューヨークで開業して以来、日本の「おもてなし」を実現させ、世界中から顧客が訪れる四つ星ホテル。便利な地で落ち着ける場所として、日本からの著名人も数多く宿泊する。ニューヨーク在住者にとっては、日本からの顧客や家族を招く時、安心できる滞在先としてまず挙げるホテルだろう。今回、実際に本紙編集部員が宿泊を体験し、その人気の秘密を探った。

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テラスから見ることができる街の景観

日本人スタッフがお出迎え

赤レンガ色のしゃれた外観

赤レンガ色のしゃれた外観

ホテルは、グランドセントラル駅から歩いて5分。便利なパークアべニューに面した上品な雰囲気で安心できる場所に建つ。笑顔のドアマンの誘導で足を踏み入れると、吹き抜けの明るいロビーが広がり、大理石の格調高い空間に気分が上がる。そしてレセプションでは日本人のスタッフが丁寧な説明とともに迎えてくれる。エキサイティングな街にいながらも、ホッとする場所に帰ることができる安心感が広がる。

部屋ごとの温度調節が可能

上品で落ち着くインテリアの客室に案内される。ルームサービススタッフは、ゲストを名前で呼んでくれる徹底ぶり。親しみやすい笑顔も忘れない。空調設備は日本式で、部屋ごとの温度調節が可能(ニューヨークでは、ビルで空調が統括されているのが一般的)だ。また、事前にリクエストすれば「エアウィーヴ」の高反発マットレスパッドをセットしてもらうこともできる。窓からはエンパイア・ステート・ビルがすぐそばに見えて、ニューヨークにいる実感が湧き、気持ちも高ぶる。

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客室はベージュやオフホワイトのナチュラルかつ上品なインテリアでまとめられている

深めのバスタブでフルチャージ

そして、大都会で遊び疲れた体を癒やしてくれるのは、バスルーム。June Jacobsでそろえられた充実のアメニティと、日本人にうれしい深めのバスタブに浸かれば、明日へのエネルギーもフルチャージできる。

新聞もTVも日本語で

レストラン「白梅」ではホテル内で日本料理に舌鼓

レストラン「白梅」ではホテル内で日本料理に舌鼓

滞在中は、日本語での対応、日本の新聞、NHKの視聴など、希望すればどこまでも日本と変わらない環境で過ごすことができる。また「畳スイート」は欧米人客にも人気とのこと。その他、本格的な日本料理を供するレストラン「白梅」があり、ジャズバー「Jazz at Kitano」も楽しめる。

「ホスピタリティは業務でなく心」

ここまで充実した設備やサービスを紹介したが、最も印象的なのはやはり、スタッフのきめ細かい心配りだ。誰もが丁寧な対応をしてくれる。それは個人的な人柄よりも、全員が共通して持つプロフェッショナルな意識からくるようだ。ゼネラル・マネジャーのザック・ザランさんは「ホスピタリティは、業務ではなく、心です」とスタッフに説いているという。「このホテルの一番の財産はチームワークなのです。ゲストサービスからメンテナンス、ファイナンシャルまで、全ての部門の一人一人がキタノのおもてなしの心をお客さまに伝える代表として、信頼できる存在なのです」。研修期間で全ての部門を経験し、ホテル全体を理解した上で各部署に配属されるスタッフは、それぞれが違う任務に就いていても、共通して刻まれている「おもてなしの心」でつながっているのだ。どんなぜいたくも、人の心が与えてくれる癒やしにはかなわない。

プロフェッショナルとしての高い意識を持ち、おもてなしの心でつながるスタッフ

プロフェッショナルとしての高い意識を持ち、おもてなしの心でつながるスタッフ

【ウェブ】www.kitano.com/jpn

(2016年8月6日号掲載)

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