(Book)世界で恥ずかしくない「装い」と「振る舞い」のルールを知る

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『NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草』

安積陽子・著

『NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草』 発売日:2018年1月20日 定価:860円 ページ数:272ページ 出版元:講談社+α新書 ※ニューヨーク紀伊國屋書店で発売中

『NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草』 発売日:2018年1月20日 定価:860円 ページ数:272ページ 出版元:講談社+α新書 ※ニューヨーク紀伊國屋書店で発売中

 

国際イメージコンサルタントで、一般社団法人国際ボディランゲージ協会(東京都港区)代表理事の安積陽子(あさか・ようこ)さんが今年1月、『NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草』を出版した。

シカゴ生まれの安積さん。ニューヨーク州立大学イメージコンサルティング科卒業後、ワシントンDCで大統領補佐らと共に非言語コミュニケーションについて学んだ。2005年からニューヨークのImage Resource Center of New York社で、エグゼクティブや政治家、俳優などを対象にイメージコンサルティングを提供。09年に同社の日本校代表を得て、16年に国際ボディランゲージ協会を設立し、現在、セミナーや研修、コンサルティングなどを通し、ボディランゲージに関する情報の普及を行っている。

本書では、ニューヨーク、ワシントンDC、東京で日米のエグゼクティブらと接してきた安積さんが、世界中どこへ行っても恥をかかない国際基準の「装い」と「振る舞い」のルールについて解説している。安倍首相が公の会談でローファーを履いていたことや日本の政治家や人気俳優らが犯す深刻な間違いを鋭く指摘。小池百合子・東京都知事やミシェル元米大統領夫人の着こなし、日本の“女子アナ”が世界に笑われる理由など、女性の装いについても語っている。さらにスティーブ・ジョブス氏らを例に挙げた「国際基準の自己演出術」などを具体的に説明しており、とても興味深い。

安積陽子さん

安積陽子さん

日本では優秀なビジネスマンが、海外に出た途端に実力を認められず自信を失う現状を挙げ、見た目や話し方から、その人の魅力が全く伝わらないことが理由と言う。国際社会で正当に評価されるためには、まず世界の装いや振る舞いのルールを知ることの大切さを説き、その取り入れ方を分かりやすい文体で紹介している。

(2018年12月15日号掲載)

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