@セントラルパーク、節目の10回目に会場拡大
熊本地震義援金、1.8万ドル超に
ニューヨークのセントラルパークで8日、「Japan Day @セントラルパーク2016」が開催された。同イベントは日米市民の交流を目的にニューヨークの日本総領事館と日系企業が官民一体で主催するイベントで、節目の10回目を迎えた今年は会場をこれまでのBundshellエリアに加え、隣接のRumsey Playfieldに拡大。雨天での開始となったが、午後からは快晴となり、昨年同様の5万5000人が来場した。また当日募った熊本地震への義援金は1万80000ドル強となった。
今年も日本の文化をニューヨーカーに紹介するため、ニューヨークの日系社会が集結し伝統文化から現在の日本までさまざまな“Japan”が披露された。
4マイルレースとキッズランの「ジャパン・ラン」と、ステージパフォーマンスやアクティビティーやフードテントからなる「ジャパンデイ・フェスティバル」の2部構成で行われ、午前8時からの「ジャパン・ラン」では雨天の中、約4103人がゴールした。男子は19分27秒でAbebe Sihine Mekuria さん(エチオピア)が、女子は24分48秒でCollen McGurkさん(ニューヨーク州)が優勝した。
「ジャパンデー・フェスティバル」では、毎年長い行列ができるギョーザやラーメン、お好み焼き、焼きそばなどのフードテント、日本の文化を体験できる折り紙や歌舞伎の隈(くま)取り、ハローキティやどーもくんとの記念撮影ができるなどのアクティビティーテントに加え、今年は新しく五つの「テクノロジーテント」が登場した。新幹線の運転士体験、超電導リニアモーターカーの模型や卓上電子顕微鏡の展示のほか、日本で活躍中のロボット・ペッパーやペットロボット・パロなどが、来場者と交流した。
このほか、日本やニューヨークで活躍するパフォーマーが集まるメーンステージでは、昨年に続きKTTV Los Angels及びFOX 11 Newsのテレビニュースレポーターのサンドラ・エンドウさんの司会の下、僧太鼓(和太鼓)、玉城流扇寿会(沖縄民舞)、田中太山(書画)、国際空手道連盟極真会館(空手演武)、小池良介(マジック/コメディー)、Japanese Folk Dance Institute of NY(盆踊り)、杉浦誠司(書道)、桂三輝(落語)、OMOTENASHI Journey/N-Project(ミュージカル)、Brown Rice Family(ワールドルーツミュージック)、鼓舞(和太鼓&ヒップホップ)、折原美樹(ダンス)、大江千里(ジャズ)、矢野顕子(ピアノ&ボーカル)と14項演目が披露され、集まったニューヨーカーたちを大いに沸かせ、盛況のうちに幕を閉じた。
(2016年5月14日号掲載)