サマースクール最後の期「動物王国」
爬虫類に触って学ぶ
グリニッチ国際学園(コネチカット州コスコブ)ではサマースクールが6月30日から8月22日まで全8週にわたって行われた=写真。
最後の期のテーマは「動物王国」。毎日子供たちは自分の好きな動物を作ったり、動物園を作って楽しく遊んだ。他にもそれぞれ自分の好きな動物を決めて絵を描いたり、音楽に合わせて動物を表現した動画を見て大喜びする姿が見られた。特に「ロンダレプタイル」からロンダおばさんが来て、本物の爬虫(はちゅう)類をたくさん持ってきた日には、それらがケースから出されるたびに子供たちの大歓声が園庭に響き渡った。アフリカンスプレッドトータスというリクガメは子供たちの体重より重たかったり、どの種類の亀の甲羅も13のマスに分かれていてレタスや野菜類を食べるということを教えてもらった。子供たちは同じ年齢の亀には「かわいいね、早く触りたいね」と大喜び。
また、砂漠などに生息するレオパードゲッコというトカゲは、しっぽに栄養をためられるので7~8カ月は食べなくても平気だということを教わった。とても危険なワニについては、頭や顔には絶対に触らないよう触り方の注意を受けながらこわごわと背中をなでながら、興味津々な顔を見せていた。
普段触れることのできない、怖いイメージのある爬虫類だが、扱い方さえ気をつければ、かみついたり人に害を与えないことを教えてもらい、本物に触れて実際に体験することで今年の夏最後の素晴らしい社会勉強となった。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年8月23日号掲載)
〈情報・写真提供〉 グリニッチ/あすなろ国際学園 www.greenwichkokusai.org