新年明けましておめでとうございます
南カリフォルニア、アリゾナの皆様、そして「ウィークリー・ビズ」の読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年も、在ロサンゼルス総領事館の活動に対し温かいご支援とご協力を頂き、本当に有難うございました。昨年８月に着任して以来、数多くの方々が様々な分野で、当地における友好・親善の促進や日本に対する理解の深化に貢献されていることを改めて認識致しました。米日カウンシル財団による「ＴＯＭＯＤＡＣＨＩイニシアチブ」や国際交流基金による「KAKEHASHI Project」はもとより、第74回を迎えた二世週祭や９月にサンディエゴで開催された日米草の根交流サミットなど、市民レベルでの日米交流が重層的に行われています。また、南加県人会協議会、南加日系商工会議所、ＪＡＣＣＣ、ＪＢＡ、各地の日米協会や文化団体の活動を通じて日米間の相互理解と友情が育まれました。この場をお借りして、ご尽力された皆様に改めて御礼申し上げます。
本年、2015年は在ロサンゼルス総領事館開設100周年に当たります。1915年８月、それまで10年に及んだ羅府領事館設置請願運動が実を結び、ロサンゼルスのダウンタウンに日本国領事館が開設されたのです。まさに当館は誕生のときより、南カリフォルニア及びアリゾナの日本・日系コミュニティーの方々と共に、この100年を歩んで参りました。総領事館としては、これまで皆様から頂いたご支援、ご協力に深く感謝しながら、新たな一歩を刻んで行く所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します。
当館管轄区域内には約９万7000人という世界最大規模の邦人に加え、約1200社の日系企業がおられます。カリフォルニア州における日系企業の存在感は極めて大きく、同州への海外直接投資の実に24％が日本からのもので、首位となっています。また、カリフォルニアにおける日系企業による雇用創出は2013年末の段階で13万人を超えています。本年もこのように緊密な関係を更に活性化させるため、総領事館として全力を挙げて参ります。日本企業に対するビジネス支援、在留邦人や日本からの旅行者の皆様に対する各種領事サービスの充実など、皆様のご意見・ご提案を頂きながら、精一杯職責を全うして参りますので、本年も宜しくお願い致します。
本年が、皆様にとりまして素晴らしい年となりますことを祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2015年１月１日号掲載）
