〈新年あいさつ〉在ニューヨーク日本国総領事館 総領事・大使 草賀 純男

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新年明けましておめでとうございます

kusaka「USウィークリー・ビズ」の読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
振り返れば、2014年は、まさに慌ただしい1年でした。金融・文化・情報発信の中心地であるここニューヨークは、世界中の人々が訪ねてくる場所でもあり、国境を越えた様々な交流のまさに最前線であります。私自身、当地に赴任して以来、このような交流の最前線に身を置けることを光栄に感じつつ、日本と米国、さらには日本と第三国との間の様々な交流に努めてきました。また、何よりも在留邦人の皆様の安全確保を念頭に総領事館全体として邁進して参りました。
世界の一大交流拠点である当地は、たとえば昨年のエボラ出血熱患者の発生など、世界的な規模の様々な出来事が発生しやすい場所でもあります。また、以前に比べればはるかに安全になったとは言え、ニューヨークでは銃関連の事件をはじめとして、依然として多くの事件が発生する状況にあり、私たちは常に危険と隣り合わせに生活していることを自覚する必要があります。当館としては、そのような場合に必要な情報を皆様に提供する手段として、ホームページや緊急メール等を活用しておりますが、今後ともさらに改善に努めていく所存です。当館からもれなく在留邦人の皆様に情報を発信できるよう、皆様におかれては在留届の提出をよろしくお願いいたします。
昨年は、安倍総理大臣御夫妻、岸田外務大臣のニューヨーク御訪問により、日本とニューヨークの関係が一段と深まりました。また、テニスの全米オープンにおいて、日本人として初めて錦織選手が決勝に進出したり、ノーベル物理学賞を3人の方が受賞したりと、日本人の活躍が目立った年でもありました。日本人の海外での活躍は、海外に暮らしている私たちのみならず、国内の日本人にとっても大変励みになる出来事です。特に、テニスは日本国内において空前のブームを起こしているとも聞いております。是非とも引き続き、日本人の海外での活躍が私たちを元気づけてくれることを期待したいと思います。
新しい年の始まりにあたり、総領事館としては、これまで以上に当地におられる邦人の皆様のお役に立てるよう全館員が心を一つにして取り組んで参る所存です。引き続き皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
最後になりますが、新年を迎えての皆様のご多幸及びご健勝を心よりお祈り申し上げます。

(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年1月1日号掲載)

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