日本で「ベビー所有率約89%」の良質な玩具が手に入る
乳幼児玩具メーカーのピープル社(本社・東京都中央区東日本橋、www.people-kk.co.jp)が今年5月、自社ブランドによる乳幼児向け玩具の販路開拓と拡販を目的に、ニューヨークに子会社「People Toy Company,Inc.」(www.peopletoy.co)を設立。米国進出を果たした。
日本で“ベビー所有率約89%”を誇り、ロングヒットを続けるピープル社の乳幼児向けおもちゃ。何でもなめてしまう赤ちゃんでも安心して使えるおもちゃを作り続けて約40年。
“ママの安心と赤ちゃんの使いやすさ”を重視したノンキャラ良品シリーズや、純国産お米のおもちゃシリーズ、知育おもちゃシリーズ、ピタゴラスシリーズなど、数々のヒット商品を生み出している。
月齢は各おもちゃを手にし始める目安の年齢。もちろんそこから先も長く持っていられる。ほかセレクションはウェブ参照。 |
「日本生まれの良質な知育玩具を米国にも広めたい」と話す同社のルディ・バレンタ代表。米アマゾンでの販売も始まり、問い合わせ、注文も続々と入ってきているという。そんな中、各州で行われるベビーショーなどにも勢力的に出展し、米国の玩具市場でのプロモーションに力を注いでいる。
今後は、「(弊社が)日本で販売している、(年齢に合わせた)自転車や、室内遊具、ハイチェア、ぽぽちゃん(女の子の“幼い母性”を育む「知育人形」)などのラインアップも毎年1シリーズ、米国でも取り扱っていければ」と展望を語った。
赤ちゃんの感覚感覚を刺激
同社が特に力を入れる“知育おもちゃ”は、“BRAIN BUILDERS”シリーズとして米国に登場。日々変わる赤ちゃんの成長に合わせた14種類のおもちゃは、長年のリサーチと膨大な数のモニターから寄せられたコメントを下に改良に改良を重ねて誕生した逸品。目で見て、耳で聞いて、口で噛(か)んで、手で触って、指で感じる。月齢ごとにできることが増えていく赤ちゃんの感覚をより刺激するおもちゃとして、日本で愛されてきた。
“安心安全”なお米のおもちゃ
また、お米で作った同社ならではのお米のおもちゃ、“Mochi”シリーズも、赤ちゃんが持てる軽さで、小さな口でもくわえやすい薄さなど、“安心安全なおもちゃ”として、日本で広く認知されている。
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“オギャーと生まれてから、子供の発育と一緒に遊びが変わる”をコンセプトに作られたピープル社のおもちゃの数々が米国でも手に入る。
(2016年10月22日号掲載)