オーダーメイドスーツ体験リポート〈1回目・採寸〜注文編〉

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オンワード樫山 日本製オーダーメイドスーツが555ドル〜

 

本紙発行人が実際にスーツを注文、その流れを体験

本紙発行人が実際にスーツを注文、その流れを体験

 

日本の大手アパレル会社「オンワード樫山」(本社:東京・日本橋)。女性ブランドの「ICB」「23区」や男性ブランドの「五大陸」など多くの人気ブランドを抱える同社、ここニューヨークにも支店を置いており、主力商品の一つがメンズのオーダーメイドスーツだ。

欧米人のモデルが着ると立派に見えるスーツも自分で着てみると似合わないという体験は、米国で働く日本人ビジネスマンなら一度は経験するのではないか。同社ではその知恵を結集したバリエーション豊かな日本人の体形に合うスーツを注文できる。動きやすく快適ながらスタイルが良く見えるスーツを好みの生地やデザインでオーダーでき、縫製を日本で行う「日本製スーツ」なのが最大の特徴だ。表地は日本・イタリア・英国など世界有数の生産地で素材開発し、ポケットや裏地、ボタン、ステッチに至るまで高品質な素材を使用。価格も555ドルからと手頃なのが人気。

この「オーダーメイドスーツイベント」が6月15日から17日にも行われることを受け、本紙発行人が実際にスーツを注文、その流れを体験した。

イベントでは記事中で紹介しているカウンセリングやサンプルの試着からオーダー・支払いまで全ての工程を実施している。

オーダーは全て日本語
ほぼ無限大の可能性から似合うものを

まずは専属スタッフとの打ち合わせからスタート。好みだけでなく、毎日着るか、デスクワークか外回りで汗を書きながら着るのかなど用途の別、着用したい季節などの情報も伝える。「毎日着る方は、お手入れが大変な高級素材よりも機能性のある素材の方がふさしいなど、お好みや用途に合わせて、豊富な生地やデザインのバリエーションからベストなものを選びます」(同社担当)

採寸後、体形の特徴を踏まえた上で、似合う形のアドバイスを受け、基本5種各6パターンの型紙から方向性を決定。ジャケットの丈・襟周りや袖口のデザイン・ボタン・表地・裏地・パンツのタックなど細部のデザインまで含めると「実は組み合わせの種類はほぼ無限大。ぴったり似合い、お好みに合うものをしっかり選んでいただけるよう、日本語で丁寧にカウンセリングします」

 

オーダーまでの流れ
(1)好み・用途・使用頻度・着用の季節などを伝え、専属スタッフによる日本語でのカウンセリングを受ける。
気に入ったスーツがあれば持参するのも良い

気に入ったスーツがあれば持参するのも良い

(2)採寸、型紙を選び、近いサイズのサンプルを試着、さらに細かくカウンセリング。
 
 
 (3)表地・裏地・ボタン・タックなど細部のデザインまで全てを決定し、支払い。価格は555ドルから(税別)。イベントでは、サービス料送料などは全て込み。
 
生地やボタンは見て、触って気に入ったものを選んでいく。追加料金となる素材もあるので、一つ一つ相談しながら決めていこう

生地やボタンは見て、触って気に入ったものを選んでいく。追加料金となる素材もあるので、一つ一つ相談しながら決めていこう

 

完成品の着用イメージ。このようにさまざまなタイプのスーツをオーダー可能。細部を見比べると、ディテールにこだわったオーダーが可能であることがよく分かる

完成品の着用イメージ。このようにさまざまなタイプのスーツをオーダー可能。細部を見比べると、ディテールにこだわったオーダーが可能であることがよく分かる

 

オンワード樫山 オーダーメイドスーツイベント (予約推奨、ウオークインも対応可能)

●6月15日(木)・16日(金)午前11時〜午後9時
【会場】 キタノホテル(66 Park Ave, 38th St角、メザニン・中2階)
●6月17日(土)午前11時〜午後7時
【会場】 ONWARD USA 4階ショールーム(8 Crosby St, 3 & 4 Fl, bet Howard &Grand St)

【問い合わせ先】担当:加藤千夏
〈電話〉212-997-3600 ext. 248
〈Eメール〉info-onward@onwardusa.com

(2017年5月27日号掲載)

★オーダーメイドスーツ体験リポート〈2回目・着用編〉

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