着用して分かる丁寧な仕上がり
日本の大手アパレル会社「オンワード樫山」（本社：東京・日本橋）のニューヨーク支店では不定期に、日本製のオーダーメイドスーツをニューヨークに居ながらにして注文・受け取りができる「オーダーメイドスーツイベント」を実施している。
今年も同イベントが６月15日と16日キタノホテルで、17日にショールームで開催される。イベントでは記事中で紹介しているカウンセリングやサンプルの試着からオーダー・支払いまで全ての工程を実施している。開催を前に、本紙発行人が実際にスーツを注文、その流れを体験した。
連載１回目（５月27日号掲載）では採寸し、オーダーを完了！ ２回目となる今回はいよいよスーツが到着。実際に着用してみた感想をお届けする。
ボタン開閉・脱ぎ着などで分かる快適さ手にとってみて分かる細部へのこだわり
自分らしさを出せる裏地。発行人は桜を選択
実際に着用してみると分かるのは、自分の体に合わせて作られたスーツの快適さ。細身でも華奢（きゃしゃ）すぎずスタイリッシュに、太めでもすっきりと精悍（せいかん）に…など、オーダーメイドスーツは体形をカバーして堂々と見えるようにするだけでなく、動いてみた時に快適なのも特徴。これからのシーズン、暑がりの人は欧米系ブランドにはない「背抜き」（背中のみ裏地をなくす仕上げ）を選ぶこともでき「ご本人にとって本当に快適な、ベストの仕上がりをカウンセリングしながら一緒に探せるのがオーダーメイドスーツの良いところ。ジャケットとパンツのサイズが違う場合も、上下に分けて合うサイズをゆっくり探せます。米系ブランドで注文する場合、英語での専門用語に四苦八苦することも多いですが、こちらでは全てが日本語で進みますので心配なくじっくりご相談いただけます」（同社担当）
裏地やポケットにも「自分だけの密かなこだわり」を
裏地やボタンなどの細かなポイントにこだわり、自分らしさを出せるのも密かな楽しみ。「スーツの内側のカットなども既製品とは違うので、営業の方など、顧客との話題づくりにもなると喜んでくださる方が多いのですよ」（同社担当）
| オーダーまでの流れ | |
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（１）好み・用途・使用頻度・着用の季節などを伝え、専属スタッフによる日本語でのカウンセリングを受ける。 |
 出来上がったスーツを着用する本紙発行人 |
日本語で親切丁寧に流行などもアドバイス
本紙発行人の感想
「オーダーメイド」というだけで、とても高価で手の届かないイメージがありましたが、意外にも手頃な価格だったので今回仕立ててみることに。結果、お願いして本当に良かったと思います。まず、着るだけでとてもぜいたくな気分になります（笑）。ある意味、自分だけの“世界に１着”なわけですから。採寸時も、単純にサイズを計ってくれるだけとばかり思っていましたが、流行の色、形まで日本語で親切丁寧にアドバイスいただけたので、安心でした。この先も「日本製」で、「オーダーメイド」にこだわって着続けたいと思います。
オンワード樫山 オーダーメイドスーツイベント （予約推奨、ウオークインも対応可能）
●６月15日（木）・16日（金）午前11時〜午後９時
【会場】キタノホテル（66 Park Ave, 38th St角、メザニン・中２階）
●６月17日（土）午前11時〜午後７時
【会場】ONWARD USA ４階ショールーム（8 Crosby St, 3 & 4 Fl, bet Howard &Grand St）
【問い合わせ先】担当：加藤千夏
〈電話〉212-997-3600 ext. 248
〈Ｅメール〉info-onward@onwardusa.com
（2017年６月10日号掲載）
