〈コラム〉中川扶二夫 「逃げない、がKeyword」第1回

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アメリカでヒーローになる

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今から25年前。5番街のオリンピックタワー内にあった企業時のオフィスにて

ニューヨークに来て25年。今年の12月1日で55歳になります。この間立ち上げた会社、解散した会社、撤退した支店もあり、現在は6社、20支店。“失敗は成功のもと”を実感した25年間でありました。
そして2013年はさらに向上するために、誰一人自分を知らない街で何をすべきかを24時間考えていた頃の気持ちに戻り、その時に“やったこと”、“やれなかったこと”、“気づかなかったこと”、“すべきだったこと”のすべてをしようと心に決めました。
◇ ◇ ◇
私は俗に言う“アメリカンドリームの実現”“アメリカでヒーローになる”ために29歳の時に渡米してきました。
私のヒーローの定義は「逃げない」です。人間は自分の行動や生き方に後ろめたさがある時は逃げます。しかし、自分の信念で公明正大に生きていれば、何処で何をして、誰に会っても慌てふためくことはありませんし、ましては逃げる必要は全くないのです。
ビジネス基本も、この「逃げない」にあります。
お客様からの苦情、上司、部下、辞めた社員、支払い催促の取引先、家庭の問題、経営者としての決断・責任、ゴルフの勝負(笑)、etc.とにかく逃げずに頑張って生きなければなりません。

13年、日本の安倍首相にも、経済、外交、そして、原発問題等から決して逃げずにヒーローになってほしいものですね。そして最低でも米国大統領のように4年は続けてもらいたいものです。皆様も自分なりのヒーローを目指してみてはいかがですか?
備考:フジテレビの人気ドラマ「HERO」の主演・木村拓哉を目指してはいませんので、ご安心を。余りにも顔が違い過ぎますので(笑)。ですが、ヒーローには特別な知識・能力や業績は必要ありません。
(次回は3月23日掲載)

〈プロフNakagawaィル〉 中川扶二夫(なかがわふじお) 広島県出身。1988年にニューヨークに一人で渡り起業。在ニューヨーク25年。この間にアムネットをはじめ八つの会社(18拠点)を日米で立ち上げる。成功よりも失敗を肥やしに独自の「家族型経営」が世界で通用するかをチャレンジしている。現在、異業種進出を含め、アジア、南米、欧州へ の進出を計画中。

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