欲や執着など否定的なものを取り払うために
本当の自分に戻る作業が必要
11月30日、インド政府公認の瞑想(めいそう)マスター、ヨグマタ相川圭子さんがニューヨーク・ミッドタウン「NYC Event Spaces」で講演を行った。テーマは「こころの曇りを取って晴れやかに生きる」。相川さんによるニューヨークでの講演は、今回初めて日本人を対象に行われた。
講演で、相川さんは自らの生い立ちとともに、真の幸福と悟りへの道を語り、ディクシャやサマディとは、そこから何を得ることができるかなどを語った。
相川さんは10代でヨガや瞑想、健康法を学び実践。23歳でヨガの指導を始め、主要なカルチャーセンターと都内有名各デパートなど約50カ所でヨガの指導と監修、出版を行い、成功する。38歳の時、インドで最も高名なヒマラヤ聖者・パイロットババジと出会い、大聖者ハリババジ(パイロットババジのグル)からのディクシャを拝受して標高5000メートル以上のヒマラヤの秘境で厳しい修行を行った。そして究極のサマディ(悟り)に達し、最終解脱を果たし、祝福によって人々を根本から変える存在となる。
相川さんは、私たちの心に溜まる欲や執着など否定的なものを取り払うためには、ヒマラヤシッダー瞑想や気づきにより自分の曇りを浄化して宇宙の源、本当の自分に戻るという作業が必要なことを述べた。
質疑応答では「サマディで瞑想中の精神状態はどんなものか」「日本で活動する理由は」「普段の食事は何を」「世界をめぐる相川さんにとって、日本はどう映るか」などの質問が投げ掛けられた。講演会に参加すると、相川さんの話とサマディの祝福で内側が浄化され幸せになるといわれ、参加者からは「幸せな気持ちになりました」「とにかく眠かったが癒やされた」「緊張がほどけ、リラックスした」など喜びの声が聞かれた。
NYの次回は2019年3月に
5月に『マツコの知らない世界』でも紹介された相川さんは、多忙な日々を送る中、今後も定期的にニューヨークを訪れる予定で、次回は2019年3月15日から17日まで、ヒマラヤシッダー瞑想のシェアと生まれ変わるための「リトリート合宿」を予定している。
(2018年12月15日号掲載)