米国勢調査、回答期限2度目の延期を発表

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米国国勢調査局は、新型コロナウイルスによる影響を踏まえて米国国勢調査(センサス:Census)の2度目の日程延期を発表した。センサスとは、4月1日付で米国に在留または在住する全ての人を対象とした、10年に1度実施される人口調査。統計結果を元に、各州の下院議員の議席数と連邦予算を決定することを目的としている。

センサスの回答期限は、2020年10月31日に延長。これにより、2021年4月30日までに議員数割り当てのための人口数を大統領に提出し、 同年7月31日までに区画改定データを各州に提出する。

調査局は、現場データ収集活動を2020年3月に一時的に中止したが、6月1日から現場事務所の活動を再開する予定。対面活動は、職員および一般の人々の健康と安全を第一とするため、個人防護用具(PPE)やソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を取り入れ、最新のガイダンスを基に行われる。

主な日程は以下の通り。

◎2020年8月11日~10月31日:国勢調査員が戸別訪問を開始し、住人に対し質問票への記入を支援(改定前は5月13日~7月31日)

◎2020年10月31日:センサス回答最終日(改定前は8月14日)

◎2021年4月31日:州人口を大統領に提出(改定前は2020年12月31日)

◎2021年7月31日:各州に対して区画改定データを伝達(改定前は2021年4月1日)

現在までに、国内全世帯の約半分に当たる7000万世帯が回答済み。センサスの案内通知は3月、全世帯に郵送された。未回答の世帯に対しては、4月中に紙の調査票が送付される。

回答方法は、現在オンラインまたは電話で受け付けている。共に、日本語でも対応可能。

【ウェブ(日本語対応可)】2020Census.gov
【電話(日本語)】844-460-2020

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