ニューヨーク市民の間で、新型コロナウイルスと闘い最前線で労働する人たちへ向け、拍手や歓声をおくる「CLAP FOR NYC」がムーブメントになっています。
この運動は、インターナショナルPRエージェンシーのKARLA OTTOによってソーシャルメディア上で、自宅に隔離されている市民らに向けて呼びかけられたものです。
3月27日金曜日の午後7時、2分間にわたって、バルコニーや屋上、歩道に出たり窓から身を乗り出した何千人もの市民から、現在も救命活動にあたっている医師、看護師をはじめとする医療従事者、警察官、食料品店の労働者、地下鉄メトロ労働者、トラックの運転手といった、人々や街の安全のために今もなお最前線で仕事に従事する人々に向けて、感謝の意を込めた拍手や歓声、カウベルの音、鍋をたたく音が鳴り響きました。
New Yorkers coming together remotely to support health and emergency workers. A #SilverLining amidst the devastation of COVID-19 and so timely on this #WorldHealthDay #ClapBecauseWeCare pic.twitter.com/JNQw2hES0F
— McCann Health (@MccannHealth) April 7, 2020
このムーブメントは、感染拡大が深刻な状況のヨーロッパの国々である、イタリア、フランス、スペインが発端となっており、ハッシュタグ「#clapbecausewecare」とともにニューヨークでも拡散しています。
マンハッタン、ハーレム、ブルックリン、クイーンズ、ロングアイランドシティとニューヨーク市の各地で巻き起こっているこの運動は、27日以降も自主的に毎晩続いており、今後も定期的に毎週金曜午後7時の「CLAP FOR NYC」が市中に呼びかけられそうです。
今もなお感染者数が急増し、続々と患者が運び込まれている医療現場や人々のために働いてくれているエッセンシャルワーカーの人たち。私たちが最低限の生活を確保することができているのは彼らのおかげです。少しでも感謝の思いが届くように、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。