米最大手ドーナツチェーン「ダンキン(Dunkin’)」(旧社名:ダンキンドーナツ)は、年内に米国にある450店舗を閉鎖することを発表しました。米給油所チェーン「スピードウェイ(Speedway LLC)」が展開するガソリンスタンド内に併設されている店舗が対象となっています。
この発表は、新型コロナウイルスの影響より前に行われたもので、スピードウェイが所有する独立系石油会社「ヘス・コーポレーション(Hess Corporation)」とダンキンのパートナーシップが終了したため、と公表しています。
ダンキンは、ドーナツだけでなくコーヒーなどの飲料やファーストフードを主軸にブランディングすることを念頭に、昨年1月に店名を変更しました。今回の店舗撤退に関して同社は、「より幅広いメニューを展開し、新しく生まれ変わったダンキンのサービスを提供」していくとコメントを残しています。
また、同社は約90パーセントの店舗を再開し、最大2万5000人の新規レストラン従業員を雇用する採用キャンペーン「Dunkin’ Runs on You(ダンキン・ランズ・オン・ユー)」を発表し、経済活動の再開に向け積極的に動いています。
ニューヨーク市内にも多くの店舗が点在していますが、それらは影響を受けないようです。