7月19日、北米最大日本映画祭「JAPAN CUTS 2019」開幕 塚本晋也監督や女優の三吉彩花らがゲストで登壇

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ジャパン・ソサエティー(JS)映画部は19日から28日の10日間、北米最大の日本映画の祭典「JAPAN CUTS 2019~ジャパン・カッツ~」を開催する。

第13回を迎えた今年は、さまざまなジャンルの日本映画から26本の長編作品と16本の短編作品を全作英語字幕付きで上映する。

アクション時代劇から家族ドラマ、心温まるコメディー、スリラー、ドキュメンタリーや実験映像まで吟味した幅広いジャンルの作品を一挙に上映し、日本映画界のトレンドや日本社会の風潮が感じられるイベントとなっている。

『ダンスウィズミー(Can’t Stop the Dancing)』((c) “Dance with Me” Production Committee)

オープニング作品は、米国初公開の矢口史靖監督によるミュージカルコメディー『ダンスウィズミー(Can’t Stop the Dancing)』。矢口監督と女優・三吉彩花をゲストに迎え、上映後にはオープニング・ナイト・レセプションを開催する。センターピース上映作品には、塚本晋也監督が出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた注目作『斬、(Killing)』を上映。その他には、小林薫と柳楽優弥の豪華ダブル出演、是枝裕和監督&西川美和監督の愛弟子・広瀬奈々子さんの監督デビュー作品『夜明け(His Lost Name)』、是枝裕和監督が総合監修を務めたオムニバス作品『十年 Ten Years Japan』、新鋭・三宅唱監督による『きみの鳥はうたえる(And Your Bird Can Sing)』などの話題作を上映する。

『斬、(Killing)』((c) SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER)

ドキュメンタリー映画では、自殺志願者を支える牧師、認知症の患者を抱えた家族、全盲者の監督による映画制作の現場など日本が抱える社会問題や社会の中の弱者側を主体にしたヒューマニストな3作品を紹介する。そして、本映画祭の最後を飾るのは、若手女性監督・箱田優子さんの監督デビュー作品『ブルーアワーにぶっ飛ばす(Blue Hour)』。箱田監督と女優・夏帆とシム・ウンギョンをゲストに迎える。

ほかにも、監督・俳優・脚本家などマルチに活躍している塚本晋也さん、アニメ界の巨匠・手塚治虫を父に持つ手塚眞監督、新人女性監督の広瀬奈々子さんらがゲストとして登壇する。

上映スケジュール詳細はウェブ(http://www.japansociety.org/japancuts)へ。

■概要

【日時】7月19日(金)〜28日(日)
【会場】ジャパン・ソサエティー
【場所】333 East 47th St
【参加費】15ドル、学生・シニア・障害者12ドル、会員10ドルなど(詳細はウェブへ)
【詳細・申し込み】www.japansociety.org、212-715-1258

(2019年7月6日号掲載)

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