日米ソーシャルサービス(JASSI)は10月24日、イーストビレッジのレストラン「しゃぶ辰」(216 E 10th St)で「しゃぶしゃぶ敬老会」を開催した。
この会は、シニアを招きしゃぶしゃぶを無料で振る舞うというもので、同レストラン社長でTICグループ代表・八木秀峰社長の好意で25年以上にわたり毎年開催されており、日本人コミュニティーの礎を築いてきた先人たちへの感謝の気持ちを表したい、という八木社長の思いから始まった。
今年も40人ほどの参加者が集まり、まるで同級生が集まったかのようにしゃぶしゃぶを囲みながら和気あいあいとした時間を過ごした。参加者の男性は「毎年ここに来るのが楽しみで生きがいの一つになっています」とうれしそうに話していた。
TICグループ代表・八木社長「人の輪の広がりに感謝を込めて」
八木社長は今秋、ニューヨーク仏教会80周年記念の晩餐(ばんさん)会で、日系コミュニティーへ活動を表彰され、「人の輪の広がりに感謝を込めて」と書かれた感謝状が贈られたという。
「ニューヨークといっても、日本村というか、小さな町で、どこにいっても必ず日本人がいます。毎年この恒例の会をできるのも、皆さんがいて初めてできることであって、私がいくらしゃぶしゃぶを提供するといっても、食べる方がいないといけないので、来ていただいて本当にありがとうございます。これからも『人の輪の広がりに感謝を込めて』という気持ちでいきますので、これからもよろしくお願いいたします」と感謝の意を述べた。
(2018年11月3日号掲載)