箱根ガラスの森美術館 日本の風景に呼応する「一生に一度、必ず見ておきたいクリスマスツリー」 11月1日(木)〜12月25日(火)

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夜の風景

緑豊かな箱根仙石原にある日本初のベネチアン・グラス専門美術館「箱根ガラスの森美術館」(神奈川県箱根町)には、今年も庭園に“世界に一つだけ”のクリスタルガラスのツリー「ラ・コッピア(La coppia)」が登場する。クリスマスよりひと足早い11月1日(木)から12月25日(火)までの期間、展示される。

約15万粒のクリスタルガラス

「ラ・コッピア」はイタリア語でカップルという意味。高さ11メートルに約8万5000粒のクリスタルガラスをまとったツリーは「ロミオ」、高さ8メートルに約6万5000粒のクリスタルガラスをまとったツリーは「ジュリエット」と名付けられ、大小2本のツリーが輝く美しい姿を楽しめる。

約15万粒のクリスタルガラスが、昼間は太陽の光と風で鮮やかな七色に輝き、夜はライトアップで幻想的にきらめく。箱根の大涌谷を背景に、11月中は秋の紅葉とともに楽しめる。

「箱根ガラスの森美術館」の秋の風景

堂々2位で人気

2004年から始まった同館のクリスタルツリーは、「gooランキング」(NTTオンライン・マーケティング・ソリューション)で「一生に一度、必ず見ておきたいと思う日本国内のクリスマスツリーランキング」(2013年実施)に上位に選ばれている。「ミキモト ジャンボクリスマスツリー」や「佐世保のハウステンボス」「東京ディズニーランド」など、人気スポットを抑えての堂々2位で、リピーターも多い。

「箱根ガラスの森美術館」は神奈川県箱根町、緑豊かな箱根仙石原にある日本初のベネチアン・グラス専門の美術館。15~19世紀のベネチアン・グラスの名品のほか、20世紀以降の現代ガラス作品の展示も行う。

大涌谷の全貌を眺望できる美術館は、ヨーロッパ貴族の館と庭園を思わせる雰囲気。また、館内は世界のガラス製品を約10万点販売する国内最大級のミュージアム・ショップや、本場イタリア人歌手によるカンツォーネの生演奏を行うカフェレストランもある。

箱根は温泉地としても知られ、多くの観光スポットも点在する。帰国の際に、マスト・ビジット・スポットとして「箱根ガラスの森美術館」をぜひチェックしたい。

〈行き方〉
箱根ガラスの森美術館は、箱根仙石原・国道138号線沿いにある。
 ●都心から車で
東名御殿場I.Cから国道138号線で箱根方面へ約20分
 ●公共機関
(1)東海道新幹線で東京駅から40分→小田原駅から箱根登山バス(湖尻桃源台行)で40分
(2)小田急ロマンスカーで新宿駅から90分→箱根湯本駅から箱根登山バス(湖尻桃源台行)で25分。箱根登山電車で箱根湯本駅から40分→強羅駅から観光施設めぐりバス(SまたはM路線)で20分
(3)小田急高速バスで新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)から120分
(4)JR関東高速バスで東京駅八重洲南口から110分

〈施設情報〉
【場所】〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
【電話】0460-86-3111
【開館時間】午前10時から午後5時半(入館は5時まで)
※12月21日~24日は午後7時半まで営業(入館は7時まで)
【入館料】大人1500円、大高生1100円、小中生600円
【ウェブ】www.hakone-garasunomori.jp/
(2018年11月3日号掲載)

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