〈コラム〉椎間板の治療 パート1 40代以上の人の35%に見られる異常

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第51回

13-04-13-ishitani-pic-1  椎間板は軟骨で椎骨の間にあるクッションのようなもので、背骨の柔軟な動きを助けます。椎間板なくしては背骨は硬い柱のようで曲げることができません。23の椎間板全ての柔軟性が背骨の動きを左右しています。椎間板が脊椎の柱に与える柔軟性には欠点があります。椎間板の柔らかさゆえの柔軟性は年齢ともに衰える傾向にあります。この症状は人生の30年目ぐらいの時期から始まります。そして椎間板の問題による腰や足の痛みは40代以上で多く見られます。
腰に痛みが全くなかった、または腰の痛みを感じたことがない人たちをワシントン大学にある整形外科がリサーチした結果、CTスキャンを使った検査で40代以上の人の35%に椎間板の異常が見られました。加齢によって椎間板が衰えるにつれ少しの圧力で出っ張りやづれが起きて神経圧迫を起こし、腰の痛み、またその痛みが片足または、両足にまで広がります。以前、医療科学は、5〜6%の効果しかない痛み止めやベットでの休息以外には手術しか椎間板を治療することはできないとしていました。
 プリント しかし手術の成果率は低く、患者さんは手術によって少しましになった椎間板の問題と生涯付き合っていかなければなりません。次回はカイロプラクティックの治療がどのように椎間板の治療に効果があるかお話します。
(次回は4月27日号掲載)

(「WEEKLY Biz」2013年4月13日号掲載)
MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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