〈コラム〉上位校を目指すメリットとは【高校入試編】

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在米保護者への教育コラム 第31回
駿台 NY校 校舎長 清水孝浩

指導の際、高い目標を持つように常に伝えておりますが、その理由は大きく2つあります。

①帰国枠入試の性質上、大抵の生徒が2月中旬以降、難関校を受験することになるから

帰国枠入試は年内から始まります。一方、一般入試は2月の中旬から本格化します。
一般入試と別日で帰国枠入試を実施している学校では、当然入試問題も一般入試とは異なり、総じて問題は易しくなります。ですので、大抵の生徒が2月の初旬までに通わせても良い併願校の合格を確保することになります。
2月初旬までに併願校の合格を確保しているわけですから、2月中旬以降は、早慶附属校をはじめとする難関校を受験するのが一般的です。

②高い目標を持つことが成績の向上につながるから

私立校の入試問題は学校の偏差値に関わらず難しい内容になっています。そのため、私立を選択肢として考えるのであれば、難関レベルの問題に対応できるような学習を進めていく必要があります。
どうせ難しいことを学習しなければならないのであれば、高い目標を持ち、そこに向かって学習を進めていくことが最も効率的です。

一時帰国の際は、現状の偏差値にとらわれるのではなく、本当に行きたい学校がどこなのかを考え、学校見学をしておくことが重要です。

(次回は3月第3週号掲載)

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